- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784415088587
感想・レビュー・書評
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出会いのきっかけが衝撃的でした。←ドラマチックという意味ではありません(笑)これこれ!こういうの!!!と私的にツボだったという話。
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ある夜、コンビニでおにぎりを譲ってくれた親切な会社員は、光也が編集として再就職した出版社の営業だった。色々と教えてもらううちに懐いていく光也だったが…。<br>
これはまた…読後感がとても良いです。光也と宗憲が「普通ッテなんだろう」と悩みまくるんですが、読者も同じように悩んでしまう。やむなく読書を中断して本を置いていた間も、「普通ッテ…」と悩んでしまいましたよ。だからこそ彼らが辿り着いた結論や答えに納得出来る。<b>証明問題を一つ解き上げた爽快感を得ました(笑)</b><br>特別大きな山があるわけでもなければ谷があるわけでもない。淡々と穏やかに話が進んでいきます。それこそ「普通」な生活が。だけど飽きさせない。彼らの日常に入り込んでしまいます。作者の力量なんでしょうね…やはり巧い。<br>エロを求める方には不向き。ほとんどありません。あるのは脇役のエロのみ(なんでやねん)最後の最後まで悩んだのが、どっちが受け攻め?ということ。…ねぇ、どっち?やっぱ宗憲×光也…なんだよね?月子はドッチでも良いので、<b>いっそリバなんてどう?</b><br>何やら続編があるとかいう噂も聞きましたが…ほんとかね?これはこれで終わってても良いと思うんですが…。もし続きがあるとしたら、「普通の男」が男同士の恋愛に踏み込んだ後の葛藤がメインなのかねぇ?うーん…それこそ普通なBLになってしまいそうだ。 -
BL小説です。もろBLはここにはあげないようにしてるんだけれど、これは特別。私の、ツボをぎゅんぎゅん突いて突いて突いて・・・何度読み返したことか。
お互いが『普通』からはみ出すことを怖れながらも、相手への想いに気づいていく様子がすごく丁寧に描かれてます。一冊かけてようやく二人の関係はスタートしたので、続刊に期待(H18.10刊行予定)! -
榎田尤利さんの小説。
普通という言葉についてちょっと考えてしまう作品です。
すっごいきゅんとします。 -
誰でも“普通”に縋って生きてるんだと思う。はみだすのって色々怖いから。とにかく続編希望。
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■あらすじ■”コンビニでかうおにぎりは赤飯に決めている。それが花島光也のマイ・ルールだ。”その日も何の迷いもなく赤飯を買うはずだったのだが、残り一つの赤飯に手を伸ばしたのは二人……それを譲ってくれたのは偶然にも再就職した出版社の営業・的場だったのだ。あのときの親切な印象はどこへやら、何かと光也に対して厳しい態度を取るが、厳しさから覗かせる温かさに次第と懐く光也。光也の見ていて気持ちよい仕事ぶりと、時たま見せる見た目のとのギャップに目が離せなくなる的場。二人が『普通』に疑問を持ってしまった時……「普通って、なんですか?!」■感想■何もかもとは言わずとも、ある程度自分は『普通』だと認識していた二人が、出逢ってしまって『普通』という言葉に振り回され、自分の『異変』に恐れ、揺れ動く気持ちが痛いほどに伝わってくる作品です。■挿絵■宮本佳
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“普通”って何だろう?・・・という、あまりBLっぽくない地味な作品ながら面白い。
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普通の人が、もし同性に恋をするとしたら、まんまこうなるんじゃないかと。素直にそう思えます。
遅咲きの恋も恋は恋です。