宇宙戦艦ヤマト2199でわかる天文学: イスカンダルへの航海で明かされる宇宙のしくみ

著者 :
  • 誠文堂新光社
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本棚登録 : 72
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416114780

作品紹介・あらすじ

「宇宙戦艦ヤマト2199」には最新宇宙論・天文学が散りばめてあった!
科学考証担当の天文学者がヤマトに隠された最新宇宙を語る。

宇宙戦艦ヤマト2199は単なるサイエンスフィクションではありません。
その中には戦争や人間ドラマももちろんありますが、最新宇宙論、最新の天文学も散りばめられているのです。
本書では、宇宙戦艦ヤマトが地球からイスカンダルへ向かって、さらに地球へと戻ってきたルートを辿り、太陽系はどうやってできたか、星の距離はどう測るか、地球以外にも生命が住める場所はあるのかなど、本質的な天文学や最新の宇宙に迫ります。
ファンなら気になる、大マゼランは実在する? 実在しない? この言葉ってどこから来たの? といった話も掲載。
さらに、ワープの話題など、ヤマトのエピソードが天文学だとどう考えられるのかといった話についても解説します。

新作「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」のエピソードも紹介します。
おまけにヤマトが辿った航路がわかるマップも大公開!

宇宙戦艦ヤマト2199好きな人も、最新の宇宙事情が気になる人にもお勧めの1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 第96回アワヒニビブリオバトル「旅」で紹介された本です。オンライン開催。
    2023.2.18

  • 宇宙戦艦ヤマト2199に出て来る様々な天文現象、天体を「実在」「架空」のラベルもつけながらわかりやすく解説。
    逆に、「宇宙戦艦ヤマト2199はこんなにも“時代考証”をしていたのか」と感心する所も。

  • 宇宙戦艦ヤマト2199は初代と比べ、より科学的な正確さがアップしている。この本により、理解が深まった。
    特に波動エネルギーが納得だ。アニメでは、これは真空から無限にエネルギーを取り出し推進力、ワープ、ショックカノン、波動砲等の主要エネルギーとなっているが、真空からって・・・と思っていたが、量子論による真空状態とは、(私のつたない頭での理解だが)正と負の粒子がつりあっている状態と考えた。だからここからエネルギーを取り出すことが可能。ダークエネルギーもこれを指すのだろうか?
    アニメを思い浮かべながら読め、楽しい本。

  • ヤマト2199の考証を担当した天文学者による天文解説。最近のSFには科学者による考証が付いている。『エヴァQ』の冒頭『インターステラー』『巨人』の道具もそうらしい。そういった設定や考証が物語に現実味を与えて引き込まれやすくなるのだろう。
    わりと新し目の天文学の発見が解説されている。たとえば、グリーゼ581星系など。

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著者プロフィール

半田 利弘:宇宙戦艦ヤマト2199の科学考証担当。鹿児島大学 大学院理工学研究科・理学部物理科学科 教授。理学博士。専門は電波天文学。天の川銀河や他の銀河の星間物質の状態と構造の関係について研究。天文学普及活動も積極的に行っており、ヤマトを天文学的視点で見る講演会も各地で行っている。

「2014年 『宇宙戦艦ヤマト2199でわかる天文学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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