「人間とは何か」はすべて脳が教えてくれる: 思考、記憶、知能、パーソナリティの謎に迫る最新の脳科学

  • 誠文堂新光社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416519325

作品紹介・あらすじ

★「脳科学が私たち自身をどこまで解明できたのかがわかる、日常に活かす脳科学の本として理想的な一冊」
★中野信子氏(脳科学者)推薦!

ノルウェー発、脳科学から解き明かす「人間とは何か」。
ノルウェーで出版後、世界21か国で翻訳出版されている、世界的ベストセラー。

ノーベル生理学・医学賞受賞者マイブリット・モーザーが序文を寄せる。

「本書『「人間とは何か」はすべて脳が教えてくれる』でカーヤ・ノーデンゲンは、脳の組織や機能、メカニズムに関する新たな研究成果を楽しく紹介し、研究上の発見と自らの体験を魅力たっぷりに編み上げています。毎日のちょっとした出来事を使って科学を説明することで、読者の知識を増すだけでなく、もっと知りたいという思いをかき立てます。遊び心に満ちた彼女の説明を聞けば、知りたがり屋の子どもたちでも経験豊かな研究者でも、知的好奇心のスイッチがカチリと入ることでしょう。」

私とは何か、人類はなぜ繁栄できたのか、心とは物理的なものか。
哲学や進化学、文化人類学にもつながる神経科学の学問としての奥行きの深さに、知的好奇心が刺激される。
実用にも研究にも偏りすぎることなく、平易で簡潔な文章で描いた、万人向け大人の教養書籍の世界的決定版。

感想・レビュー・書評

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  • まさに人間の機能は脳が司っている。
    思考、記憶、知能はもちろん、パーソナリティや感情、知覚、味覚、その他すべて、改めて考えなくてもその通りだとわかるけど、説明によって再理解できる。脳内GPS、記憶、うつ病や認知症、気分、怒り、愛、マルチタスク、胎教、食生活、依存症、何もかも。
    可能性はまだまだあるはず。もっと脳を大事にしないと(睡眠、知ること、考えること、シングルタスク)。
    214冊目読了。

  • 大人の教養雑学として脳のことをいろんな角度から教えてくれる脳の教科書

    わかりやすくイラストを使って様々なテーマに沿って脳科学について語られてるし途中のたとえもわかりやすい

  • 脳を使うには,自分で意識して脳を鍛え,コントロールしていかなければいけないのだということに,改めて気づかされました。

    例えば,エネルギーを常に欲している脳の言いなりになっていると,糖分・塩分・脂肪を過剰摂取してしまう。
    これがどんなに不健康なことか私たちはすでに学んできており,我慢してコントロールすることができるはずです。

    可塑性のある脳をコントロールして,記憶力を向上させたり方向音痴を直したり。生まれてくる子どもの知能をアップさせたりその子の食の嗜好に介入したり。

    脳の中のさまざまな分野を解説しながら,実践的なアドバイスを提示してくれています。

  • 脳の発達とその構造をアカデミックに説明しつつも日常生活との接点をしっかり盛り込んでいて、そうだったのかと自分を行動を見直す気付きも得ることができる脳科学の入門にはうってつけの良書です。

  • 『感想』
    〇人の脳は、自分の中で今かなり興味を持っている部分。ただこの本は自分には難しかった。

  • 現在の脳科学の最先端を分かりやすい文章で丁寧に解説しています。また脳科学と神経系の医療は表裏の関係にあり、心理学なども含めて全てが密接に絡み合っていることが分かります。

    以下に自分が気になった文章を抜粋しておきます。
    ・シナプスは年齢に関係なく、新しいことを学べば(体験すれば)、シナプスの数を増やすことは可能。しかし、反復しないとシナプスは消滅してしまう。さらに反復を繰り返すことでシナプスの感度が高まり増強される。

    ・記憶力に悪影響を及ぼすものは、睡眠不足、ストレス。記憶力を高めるには、多くの感覚を使うと良い(単語を覚えるのに、視覚に加えて触覚や聴覚を加える等)。また繰り返しも重要。記憶を保存するだけでなく、想起することも重要。

  • トピックはどれも日常に即しており、日頃の些細な疑問や悩みに対しすぐにでも使える知識が多いです。
    少し説明が淡々としている為、別の本を読んでからの2冊目が丁度いいかもしれません。

  • Stress breaks the brain.

  • 途中リタイア

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著者プロフィール

■カーヤ・ノーデンゲン
1987年生まれ。アーケシュフース大学病院神経科医で、オスロ大学講師も務める神経科学者。
本書の世界的ベストセラーで「彼女こそが脳の脳だ」(脳について豊富な知識を有する)と評される。

「2020年 『「人間とは何か」はすべて脳が教えてくれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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