新版 名作椅子の由来図典: 歴史の流れがひと目でわかる 年表&系統図付き

著者 :
  • 誠文堂新光社
4.40
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 94
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416521397

作品紹介・あらすじ

古代から現代まで、椅子の歴史の流れをわかりやすく解説。
各時代を代表する椅子約360点をイラストで紹介しています。
椅子系統図や年表を多数掲載。

この本を読めば、古代エジプトから現代まで椅子の歴史の流れがすぐにわかります。
過去のどんな椅子からヒントを得て作られたかなどの経緯、エピソード、後世にどんな影響を及ぼしたか。
デザイン、製作技術、素材、使われ方などの特徴は何か。
なぜ、その椅子やデザイナーは人気があるのか、有名なのか、エポックメーキングなのか。
薀蓄も満載です!
各時代を代表する椅子を、約360点イラストで紹介しています。

椅子はどのようにして影響し合って発展していくのかを、時代や形状別にイラストによる系統図を本文ページに掲載。
それらをまとめた古代から現代までの椅子の系統図を表紙カバー裏に一挙掲載しています。

※本書は、2015年1月に刊行した『増補改訂 名作椅子の由来図典』を以下のように改訂したものです。
・A5判からB5判に判型拡大。
文字の大きさやイラストが大きくなり読みやすくなりました。
・さらに32ページ増。
イタリアの章などで「デザイナーと椅子年表」を追加、著者と各テーマ(北欧モダン、ウィンザーチェア、シェーカー、イームズなど)に詳しい専門家による対談を掲載しています。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ・椅子から見る世界史年表はなかなか無いタイプの世界史年表で、椅子好きの人と大いに盛り上がった。 ・大量生産以降の「デザイン史」を扱った本は多いが、古代の時代からのデザインを扱った本は少ないように思うので、  (主に西洋の)世界史の理解の助けともなり、勉強になる。・大学時代の一般教養「西洋建築史」の授業の教材だった。  建築じゃなくて椅子だけ!?!?と最初は面食らったが、椅子は建築様式のエッセンスが凝縮されたモノであり、  椅子の歴史やデザインを知ることは、必然的に西洋建築史を知ることだと分かった。

    今では立派なイス好きである。 最近新版が出たようですね!新版の方はサイズも大きくなっていて、かつコラムも少し増えていたような印象です。椅子のデザインがお好きな方、体系的に学んで見たい方はぜひお手に取ってみてください。

  • 古代から現代に至るまでのあらゆる名作と言われる椅子についての解説書。デザイン、素材、製造過程、製作の背景等々を踏まえてそれぞれの椅子がなぜ名作とされているのかが解説されている。
    他に類を見ない図典なので、買って手元に置いておこうかなと迷っているけど、個人的にはもう少し一つ一つの作品についての解説の量を増やしてほしいのと、ペン画みたいなイラストではなくて写真とかせめてカラー付きのイラストにしてほしかったかもなと思ったり。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1955年生まれ。編集者。森林から木材、木工芸、木製家具、木育に至るまでの木に関するテーマ、椅子や家具に関するテーマなどを主にして編集・執筆活動を行っている。著書に、『種類・特徴から材質・用途までわかる 樹木と木材の図鑑』『木のものづくり探訪』(創元社)、『新版 名作椅子の由来図典』『手づくりする木の器』『木の匠たち』(いずれも誠文堂新光社)、『日本の森と木の職人』(ダイヤモンド社)、『北の木仕事』『北の木と語る』(いずれも北海道新聞社)など。共著に、『増補改訂 原色 木材加工面がわかる樹種事典』『名作椅子の解体新書』『Yチェアの秘密』『ウィンザーチェア大全』『漆塗りの技法書』(いずれも誠文堂新光社)、『木育の本』(北海道新聞社)など。

「2021年 『板目・柾目・木口がわかる木の図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西川栄明の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×