本棚登録 : 
感想 : 
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784416606117
作品紹介・あらすじ
第6回みうらじゅん賞。「ニャンまげ」の誕生までの怒涛のラフスケッチ、感動のプレゼンカンプ、涙と笑いの企画書掲載。
感想・レビュー・書評
-
佐野さんの人柄が分かる、かっこいい作品集。
制作に携わった人からのエピソードトークもあり、
チームでつくる良さや工夫が感じられた。
1
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ニャンまげ、LISMO、TブーS、などのキャラクターメインの広告を作っている方の作品集。彼の著作である「思考のダイエット」を読んだ時は、可士和さんの本の内容とあまり変わらず、面白くない・・・というのが感想だったが、クリエーターの思考や仕事を理解するには、作品を見るのが一番だと痛感した。とにかく手を動かし、頭をフル回転して、作品を作っている。しかもかなりのスピードで。
広告に惹かれる理由を解明するため、広告本を読みあさっているが、だんだん解ってきた。広告は見てもらえないことを前提に作られている。まず、振り向かせなければならない。興味を持っていない人に、興味を抱いてもらわなければならない。そのために、伝えたい内容をわかりやすいように、無駄なものはそぎ落とし、シンプルにしている。コンセプトがとてつもなく明確なのだ。そして、ユニーク。お客様を楽しませたい、面白いと思わせたい、という作り手の気持ちがひしひしと伝わってくる。だから、私は「広告の作り方」に魅了されている。そんな空間を作れるようになりたい。
かっこよくなくていい、自分などなくていい。
大衆を楽しませることができる、ユーモアのある空間を作ること、が目標だな、とこの本を読んで自分のやりたいことが少しわかった気がする。
1
-
佐野研二郎さんの作品集。
広告のコンセプト、そこからのデザインへの道筋がとてもわかりやすくまとまっていて勉強になります。
日々の物の見方や考え方なども掲載されていて、いたれりつくせりです。
何度も見直してしまう、私にとってのバイブルです。
0
-
明解、かわいい、楽しい！
デザイン書の中では、買ってからずっと、一番のお手本にしている本。
コンセプト立て、デザインワークス、ラフスケッチまでめいっぱい詰め込んでくれている上、
ひとつひとつの案件に佐野さん本人のコメント・関係者のコメントがついているためどういう雰囲気・流れで仕事が進んでいったかもよくわかります。
本のつくりもスタンダードながら気が利いていて素敵。
最後まで読むと表紙を見返したくなります笑
0
-
にゃんまげ、LISMO!などで有名な人気アートディレクター 佐野研二郎さんの作品集です。
わかりやすい、単純明快、ストレート。そんな言葉が本をめくって浮かんできました。
また佐野さんは日本で最もフレキシブルなアートディレクターだと思いました。他の有名アートディレクターの作品もたくさん拝見しましたが、どちらかというと感覚的な気がするのです。それに対し佐野さんからは地道にコンセプトを積み上げ。クライアントを納得させる姿がなんとなくイメージできました。
すごいのが、作品ひとつひとつにコメントをつけていることです。作品に明快なコンセプトを持っているからこそできることだと思いました。
私は1_WALL グラフィックのコンペに一次審査を通過し、佐野さんにプレゼンさせていただきました。その際の真剣で厳しいまなざしが今でも忘れられません。それはメディアに登場するニッコリ笑顔の佐野さんとはまったく別の顔でした。わかりやすくてかわいいデザインをする佐野さんですが、作品に対する厳しさは人一倍なのかもしれません。
0
-
今知っているアートディレクターの中では一番好きです。
なんてったって分かりやすいのが良い。「広告」なんだから。伝わってナンボだと思います。
0
-
これぞデザイナー！素晴らしいデザインに見とれてしまった(笑)博報堂出身の著者は広告が主。あっ！これ見たことがある！に出会えます。参考にさせていただきます。
0
-
｢うまくいかない現実を人のせいにしたり、周囲のせいにしたりする時点で負け。楽しくなかったら、楽しい環境を自分で作ればいいだけのこと｣。
これって佐野研二郎を一言で表した一文だと思う。
0
著者プロフィール
佐野研二郎の作品
