家庭でマスター!中学生のスマホ免許: 依存・いじめ・炎上・犯罪…SNSのトラブルを防ぐ新・必修スキル
- 誠文堂新光社 (2014年12月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (94ページ)
- / ISBN・EAN: 9784416714584
作品紹介・あらすじ
いま、中学校や高校の現場では、毎日のようにスマホの利用が引き金となったトラブルが起きています。
LINEなどSNSの中で起きるいじめ、ゲームやSNSへの依存による体調不良、学力低下、不用意に発した言葉や公開した画像などがきっかけで起こるSNSの炎上…、さらにはネットゲームの高額課金、未熟な恋愛関係から起きるリベンジポルノ問題、出会い系サイトや詐欺サイトにアクセスして犯罪に巻き込まれるケースなど、深刻なトラブルは後を絶ちません。
中学生から高校生と学年が上がるにしたがい、スマホやネットのしくみを覚え、どんどん興味のあるサイトやアプリが利用できるようになり、ネット上での交流も広がっていきます。こうしたすべてを親や教師が把握することは難しいでしょう。予想外のトラブルを回避するには、子供が自分自身で考え、判断し、賢くスマホを使える力を養っていくことが最も重要です。
起こりうる問題を理解しないまま、いきなりスマホを持ってネットの世界に放り出すことは、無免許のまま車に乗って道路に出ていくようなものです。スマホにも自動車のように免許が必要では!? そんな声を受けて、スマホ初心者の中学生を対象に、ネットの世界にはどんな危険があるのか、友達や好きな相手との間で実際に起きたコミュニケーションのトラブル、犯罪に巻き込まれるケースなど、さまざまな場面をシミュレートしながら、スマホを安全に賢く使っていける力を身につけてもらう“スマホ免許”の試験問題集を1冊にしました。実際に発生したトラブルをユーモアもまじえた漫画で見ていきながら、「自分ならどう考えるか」を回答していきます。その答えは大人と共有し、子供の考えを踏まえて、家庭でのルールづくりまでができたら免許皆伝。これからのネット社会を生き抜いていくための力を身につけることができます。
また、スマホやSNS利用でトラブルが起こるケースの多くは、「自分に自信がない」「親や先生、友達との関係がうまくいかない」といった自己肯定感やコミュニケーションの成熟度に問題を抱えています。スマホというツールの利用を考えていきながら、自分にとって大切なものは何か、生きていく上での目標、考え方、周囲とのコミュニケーションの仕方といった、中学生にとって「生き方」を考えるきっかけにもなる1冊です。