メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド: メシエ天体110個+主なNGC・IC天体を収録

著者 : 中西昭雄

• 誠文堂新光社 (2017年9月8日発売)

作品紹介・あらすじ

メシエ天体110個をすべて網羅したビジュアルガイドブック。
18世紀の天文学者、シャルル・メシエが星雲、星団をリストアップしたのが「メシエカタログ」。
このカタログに載ったメシエ天体は、比較的明るい天体が多く、
小型の望遠鏡でも鑑賞できることから、多くの天文ファンに親しまれています。

本書はメシエ天体110個すべてを天体写真家の中西昭雄氏が撮影した高品質の写真で紹介しました。
写真とともに、観測用の星図、および各天体の特徴や探し方のコツも詳しく掲載。
撮影には同じ光学系を使っているため、各天体を比較しながら鑑賞することも可能です。
またメシエ天体のほかに、見てみたい約40個の星雲・星団・銀河（NGC・IC天体）をピックアップして紹介しました。
そのほか、撮影機材ガイド、全天星図をあわせて収録。
観測用としてはもちろん、クオリティーの高い写真を鑑賞するだけでも楽しめるので、
天文ファンならぜひ手元に置いておきたい一冊です。
※本書は2014年刊行の『メシエ天体ビジュアルガイド』に、新たにNGC・IC天体を大幅に加えて収録した増補改訂版です。

感想・レビュー・書評

[bachbyggさんの感想 · 2022年12月27日]

星雲星団銀河の写真及び観察や撮影のノウハウを紹介したガイドブック。シャルル・メシエがリストアップした天体全110個及びNGC・IC天体40個を紹介する。
子供の頃、オリオン座のM42やアンドロメダ星雲を見て感動した事がある。それから長く天文趣味から離れていたが、退職を機に老後の趣味として天体観察をやりたいと思い購入した。
この本では、天体の概要→見つけ方→観察ポイント→撮影のアドバイスと共に、星図と著者による美しい写真が記載されており、とても楽しめた。
現在は、天体の自動導入機が登場しており、そういう機材を使えば目的の天体を容易に見る事が出来ると思うけれど、マニュアルで自分の力で探し当てる方が満足度も高いと思う。そういう時に、この本は良いガイドブックになると思う。

著者プロフィール

中西 昭雄：世界的に著名な天体写真家。国内では数少ないプロフェッショナルの天体写真家として活躍。これまでにアマチュア向けの天体観測・撮影の啓蒙書を多数刊行。著書に『デジタルカメラによる天体写真の撮り方』『メシエ天体ビジュアルガイド』（ともに誠文堂新光社）、『よむプラネタリウム』（アリス館）など。

「2017年 『メシエ天体＆NGC天体ビジュアルガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」