- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784416810378
作品紹介・あらすじ
雑誌、フリーペーパー、ネットニュースなど、第一線で活躍し、様々な場で激変の時代にビジネスとして成り立つ「メディア」をつくり続けている編集者10人が、編集技術を披露する。
感想・レビュー・書評
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プレゼンテーションのヒント満載。
具体例が豊富なので興味が持続する。
どんな切り口からその魅力を訴えるのかで、
人を動かすことができたり、できなかったり。
動かされる側としては、「罠」には気をつけなくては・・・
知らない世界だけにいろんな意味で勉強になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
flierで読了。
あらゆる大手メディアの編集技術が学べておもしろい。情報が溢れる中で、調べ尽くしこの世にないものを生み出すやりがいを感じられた。 -
編集
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4年前の本だけれども、今まさに読みたい本ということで読み返した。当時新しかったことが、今では普通になり始めている。情報を正しく、深く、多くの人に知ってもらうための編集スキルが何より必要。改めて立ち返る本にしたい。
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紙とネットの使い分け、両方に活かせる発想や編集力について書かれていて、勉強になった。ネットのデザイン制作やコンテンツ企画、記事編集について、基本的なお作法が盛り込まれていて、ネットに弱い自分には勉強になった。
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仕事の参考になりました
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012070.
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紙とネットメディア両方の事例があって◎。ネタ作り、見られる見出しなどなるほどなーと思う話が多々。R25、メトロミニッツ、田端信太郎+中川純一郎 この辺超おもろい。
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元光文社 新書編集者 柿内 芳文の「新書のタイトルはこう決まる」
のタイトル付けの4つの指標では、ひらめきとか絶対法則があるわけではなく、じゃあ台頭をつけるとき、それぞれ具体的にはどんなことを考えているのかといえば、参考にしている4つの指標があります。
1.身近度=タイトルに使われる言葉や表現が、自分の半径5メートルいないにあるかどうかということ。聴いたこともない言葉や、普段あまりつかわないような表現では、読者の心に届かないと思っています。
2.中身度=言葉通りタイトルが本の中身(内容)を表しているかどうか。当たり前のことのように思えますが、案外忘れがちな指標です。どんなに面白いタイトルでも、本の中身がまるで想像できなければ、それはインパクト狙いの奇をてらったものにしまうでしょう。これは、他の指標を支える「土台」ともいえる指標です。
3.対話度=これをもっとも強く意識しています。「タイトルを通して、読者と対話できるかどうか。」言い換えれば、タイトルを目にした読者が「どうしてだろう?」と不思議に思ったり、「よくぞ言ってくれた!」と快哉を叫んだり、「俺はそうは思わないぞ!?」と反論したりすることができるかどうか、ということです。
つまり、読者に突っ込みを入れてもらうイメージですね。突っ込みを入れるお言う行為は、すでにその本に興味を持っていくれた証拠です。
手に取ってもらうことが期待できます。
コツは、タイトルに「余白」を残しておくことです。②の中身も確かに大事なのですが、だからと言って説明しすぎるのは良くないと思っています。
読者に考えてもらうきっかけを与えることができれば、成功です。
4.衝撃度=店頭でスル―されてしまわないよう、タイトルには何かしらの「引っかかり」を持たせたいものです。インパクトとも言えるでしょう。
対話度と似ているのですが、衝撃度はより「言葉」や「表現」に焦点を当てた指標です。
以上を元にして、いつもタイトルでインパクトを狙いすぎては駄目だということです。ほんの「セイリングポイント(売り)」を抽出し、4つの指標をにらみながら、その本にとって最も良いタイトル、想定する読者が手に取ってくれそうなタイトルはなんだろうと徹底的に考えていけば、自然に「これだ!」というタイトルに巡りつくものです。
順番を間違えてはいけない、と常に自戒しています。最初からインパクトを狙うのではなく、結果としてインパクトが出る。タイトルというのはそういうものではないでしょうか。
とありました。本だけでなく色々な物にはタイトルが必要なのでこれからに活かしていきたい! -
Yahooニュース、livedoorニュース、R25、メトロミニッツ、VERY、BRUTUS、テレビブロス、en-taxi、光文社新書、アメブロといった、デジタル/アナログメディアの編集に携わった方々による講義を集めたもの。
ネットニュースにもサイトによってカラーがあるなんてこと、考えたことなかったし、タイトルにも工夫が凝らされていたとは。考えてみれば当たり前のことなのだけど、盲点でした。
どのお話も非常に興味深いものでした。
どんな風にニーズを汲んでいくのかや、ターゲットを設定したり、そのメディアらしさというものを作っていくかというのも、それぞれの媒体によっていて。うーん、奥が深いんですね。
私の好きな媒体(R25、BRUTUS、光文社新書)についてたくさん書かれていたので買ってしまったという。でもこれは良かったです。
「同じコンテンツをプレゼンするにしても、『編集』次第で人の関心をどれだけ集められるかは大きく変わります。」とは、編者の嶋さんの言葉。
何にしても、顧客目線のものが素直に売れてくる時代になったんだなと感じます。 -
紙(文芸、雑誌、新書)のメディアからネットのメディアまで比較的幅が広く取り上げ、編集長などの自社のメディアに対する考えや、仕事に対しての取り組みの考え方や、ノウハウをかなり深くつっこんで本人が解説している本。
それぞれ、色があるメディアも多いので、その中がどういう編集方針で考えられているのか等がわかるので、おすすめ。
とくに、読み物としての面白さを語ってる部分もありますが、メディアとして収益の部分の考え方も語ってるのも多いので、とても参考になりました。 -
yahoo!ニュースのトップの作り方やBRUTUSの魅せ方、新書の題名の付け方など
私たちがつい、「おっ」となってしまうものの裏側を「裏」っぽくなく教えてくれます。
利益追求と、こだわり(最終的にブランドとしての意地?)とのバランスのよさが
私たちを引き付けているのだなと感じました、改めて。
それはどこまでも人が考えて、感じて、カタチにしているものであって
理論や数値はあくまで手段でしかないのだと少し安心しました。
読み手は素人(という表現が適切なのかはわからないけれど)であって、その視点を忘れてしまったら
受け入れられないということもしっかりと想像されているのですね。
身近なヒントをもっと大切にして、吸収していきたいなー。いつか、何かカタチにできるかもしれない。
この本を読むきっかけにもなったBRUTUSを始めとして、いろんな雑誌が魅力的だなあと感じます。
以前はファッション誌ばかりだったのが、ビジネス誌から趣味や生活?の雑誌を読むようになりました。
とはいえ、むやみやたらに出しているムック本とか付録ばかり・読者モデルばかりのファッション誌にはちょっとげんなり。笑
フリーペーパーもmetro min.は毎回楽しみです。
それから、新聞。朝日しか読んでいないけれど、隔週のグローブや日曜のbeは毎回読み応えがあって面白いです。
紙媒体が危ないだとか、これからはwebの時代だとかそういわれる今こそ
紙媒体が面白いのだなと改めておもいました。
記者や編集者のこだわり、渾身の想いがぎゅっとつまっているのだろうなあと。
享受する側にとって、ある意味、とてもありがたい時代です。
わくわくしてきました。 -
私にとってはすごく勉強になった。一流になりたい。
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メディアの裏話みたいなものが興味深い。ブルータスとかVERYとかアメーバとか。
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これまで、動きながら勉強させてもらっていた編集についての考え方ノウハウが書かれている。ネット媒体から雑誌、Webディレクターまで様々な方の講演を集めた本。
人気度×ギャップ感×時事性、すでにあるキーワード×編集力=ちょっと気になるキーワードなど、○×○などの数式風のコメントが多かった。
やはり面白いものを生み出すための編集力、つまり切り口は掛け合わせ的な考え方なのだろうか。 -
勉強なりまくり。
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編集力の視点から見た、様々の演出方法。
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その手段がウェブであれ紙であれ、メディアって集まったり通り過ぎたりした人の心が動く何かを提供する場所、仕組みなんだと思う。人の心を動かすために編集者はあらゆることを必死で考える。メディアってやっぱり面白い。