- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784416811207
作品紹介・あらすじ
介護の多様な現場で、利用者への対応で困ったときに即座に役立つ、100通りの実例を収録。
感想・レビュー・書評
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日々の介護の参考に、あるいは研修で使用できないかと思って手に取りました。参考になる点は多々あります。
しかし、気になるところもかなりあります。コミュニケーションのツボで、「プラス面に目をむけるのがポイント」と書かれているけれども、別の対応例が、明らかにマイナスのストローク(なぜストロークという言葉を使うのか不明。介護の世界ではあまり聞かない)だったり(不信・03)、何の根拠もなく励まされても・・・と、それこそ根拠もなくきめつけたり(まず根拠があるのかないのか検証しないと)、頑張っていたら甘えも時には受け、頑張れ!と言わず(メンタルヘルス対策ではよく使うが)どのような場面でも相手のスペースに合わせることを心掛けるとか(できればいいんだろうけど)、共感と共感的理解の混乱や何とでも答えられるオープン・クエスチョンで真意が確かめられるのかという疑問があります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一見しては微妙なシチュエーションが多くこれを実行するのはすぐには難しいと感じた。ただ理想的な言葉選びではあるので、勉強になる。
基本は相手の心情をわかろうとすること。
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シングル介護
時々同居 -
【県図書】わかっているだけど、最近優しい言葉を掛けていないな。キリキリして仕事してこころに余裕がないからな。
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言葉って難しい。
介護の事にかかわらず、本当にその人の立場になって考えなければ、良かれと思ったことが相手にとっては棘のある言葉に変わってしまう。
それは年齢が違うと特にそうなのかもしれない。
口は災いの元にならないように、言葉を発する前に一息つこうと思った。 -
「さっきトイレに行ったばっかりですよ」
「元気になるためにもたくさん食べましょう」
「がんばって食べましょう」
「やさしい娘さんたちじゃないですか」
「ちょっと待っててね」
以上、介護職者が利用者との生活の中で何気なく使ってしまう言葉の代表的なものです。
言い方を代えれば、高齢者も「ああ、そうね」と頷けるだろうに、我々はどうしても時間に追われたり、業務に専念する余り、上記のような言い方をしてしまう。
受け手の心に響くような言葉を捜すのはこちらの頭の体操にもなる。
忙しくて言葉の選択が出来ないのは不幸なことである。