- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784418193080
作品紹介・あらすじ
きもの姿のたおやかさ、でも酒豪でめっぽう明るい性格、レシピ本のお料理の再現性の美味しさは定評のあるところ。京都在住、料理研究家・大原千鶴さんの初のエッセイ本。美味しいお話はもちろんのこと、日々の暮らしを肩の力を抜いて、いかに楽しむか、といった生き方テーマにも思いを綴った2冊。人生は楽しいことだけではない。家族の思い出や地域との共存、老いや病いなど、哀しいこと心配なこともあるけれど・・・。普段の料理が救ってくれることもあるのだと著者は語ります。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
同じ京都ということで、面識はないものの子供がらみ仕事がらみで遠からぬところにいらっしゃる大原さん。「高級料亭の娘さんでメディアにも引っぱりだこの京美人」という一面しか捉えていなかった時期もあったが、NKH「あてなよる」でお人柄に触れ、ざっくばらんで茶目っ気もおありながら、深入りしない余計なことを言わない、心得ある大人の女性だなぁと思っていた。本を読んで、山間地に生きた働き者の祖母への思いや、食事を整えるよりただ手を握ってほしかったのでは…という病床の義母への後悔の念に触れ涙。日々、あれもこれもクルクル回しながら、自分らしく頑張っておられる姿は強く美しい。
-
和服がお似合いで、いかにも京都、という佇まいが素敵な大原千鶴さん。お料理もとても美味しそうです。
この本には大原さんや京都の人たちが大切にしている暮らし方や考え方がたくさん書かれています。
お金に頼るのではなく、自分の力で、小さなことにも幸せを見出しながら、あるもので工夫しながら楽しく暮らしていく、という姿勢がとても素敵で、これこらの自分の暮らし方にも取り入れていきたいな。
さくさくっと読めますが、何度も読み返したいなと思える、たくさんの暮らしのヒントが詰まった本です。