グループ経営入門【第4版】—― グローバルな成長のための本社の仕事

著者 :
  • 税務経理協会
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784419066604

作品紹介・あらすじ

グループガバナンスに現場で長年取り組んできた著者による実践法。ESG投資、中期経営計画などを盛り込んだ最新版。

感想・レビュー・書評

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  • ファイナンス、ガバナンス、ESG、リーダーシップ等と、内容は多岐に亘るが、夫々がなぜ企業経営にとって大切なのか、平易な言葉で説明してくれるので大変分かりやすい。松田さんの他の本も読み進めたい。

  • 名著と呼んで差し支えありません。平易で分かりやすく、耳が痛い。本著に書かれていることが自社ではどれほど実現されているのかを顧みながら付箋を貼っていく本です。

    少なくともグループ経営をしている会社の企画部門や、幹部になろうかという人は全員購入して読むべきでしょう。たった2500円です。そしてみんなで同じ知識を持って今後の施策を考えましょう。うちの会社もそういう風にならんかな。

  • 本社の役割とは、を簡潔に書いてある。
    語り口がオジサン向け、あと確かに入門書。

  • グループ経営、全社経営については、なかなかよい本がないという感覚がある。

    つまり、グループ「管理」に関する方法論はあっても、「戦略」としてどう考えるかという方法論は少ないし、理論的な洗練度合いもひくい。

    つまり、まだまだ経営者の感にたよったり、実務家の経験則をまとめたものが中心という印象をもっている。

    そういうなかで、「グループ経営入門」というのは、期待感とともに、本当のところどうなんだろう?という懐疑心をもちつつ、読んでみた。

    結果として、「悪くはないかな?」という読後感。

    事業とコーポレートとの機能を明確にわけ、それをどう具体化していくかというヒントは多い。また、日本の実態を踏まえたうえのでポイント解説も納得感はあった。

    ただ、「グループ経営」は特有な考え方というところは、実はあまりないという印象もあって、他の経営戦略論やファイナンスとかの議論と同じところも多い。

    もちろんビジネスなので、同じことが多いのは当たり前なのだが、もう少しグループ経営特有のことにフォーカスがあるとよかったかなと思った。

    あと、冗談まじりの語り口が、親しみやすさを出そうとしているのだろうけど、ちょっと上から目線な感じもあって、少しイラッとしてしまった。(笑)

    同著者の訳書ピドゥンの「全社戦略」のほうがわたしのニーズにあっているのかな?そちらも試してみることにする。

  • 当方はいち本社社員@知財。日々のあれこれでグループ運営とは何か迷う日々で手に取った。
    そして、本社の立ち位置とは何か、事業会社との違いは何か、なぜ対立するか、門外漢ながら興味があって読んでみた。
    期待は上回らなかったが、知識としては参考になった。

    現地社員のあれこれ、過去の功罪は、当然といえば当然な気がする。

  • 常日頃から、年輩者と「企業のあり方」「本社」「事業部門」のとらえ方にずれが生じるのはなぜだろうと思っていたが、「安定化装置」のたとえでスッキリと理解できた。
    時の流れとともに企業を取り巻く環境も変わってきているので、広く浅く整理をしたい人にはちょうどよいのではないでしょうか。
    随所でイメージがつきにくい事項について、身近な例を用いて、解説がされており、理解が深まった。

  • グループ経営とは何かわかりやすく教えてくれる。

    著者のノリツッコミ的な部分も面白く、実務を知ってる方だからこその本音が学びになる。

    ファイナンスの各論を学ぶより、法務の各論を学ぶより先に、この本を読んだ方が学びになるし、日々の仕事に役立ちますね。

  • 第3版を読んでめちゃ勉強になったので、最新版も読まずにはおれず、買ってしまった。楽しみ。

  • 広く薄くだが、視野を広げてくれる。

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著者プロフィール

東京都立大学大学院 経営学研究科教授、東京都立大学 経済経営学部教授
株式会社日本長期信用銀行にて国際審査、海外営業などを担当後、ムーディーズジャパン株式会社格付けアナリストを経て、株式会社コーポレイトディレクション及びブーズ・アンド・カンパニー(旧ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン)株式会社にてパートナーを務める。諮問委員会委員、公認会計士試験委員、公的機関の経営委員、上場企業数社の社外取締役などを務めている。
著書『グループ経営入門 第3版』(税務経理協会)、『これならわかるコーポレートガバナンスの教科書』(日経BP社)、『コーポレートファイナンス実務の教科書』(日本実業出版社)、『ESG経営を強くするコーポレートガバナンスの実践』(日経BP社)、『経営改革の教室』(中央経済社)など。
東京外国語大学外国語学部卒、仏国立ポンゼ・ショセ国際経営大学院経営学修士、筑波大学大学院企業科学専攻博士課程修了。博士(経営学)

「2021年 『図解入門ビジネス 最新 コーポレートファイナンスの基本と実践がよ~くわかる本[第2版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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