人を動かす 改訂新装版

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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422100937

作品紹介・あらすじ

日本で唯一の公式本『人を動かす』が、1936年初版、1981年改訂版を経て、約40年ぶりに大改訂。人が生きていく上で身につけるべき「人間関係の30原則」を、丹念に集めた実話と、成人教育の現場で磨き上げた実践例を交え、説得力豊かに解き明かす。深い人間洞察とヒューマニズムを根底に据え、人の心を突き動かすための行動と自己変革を促す感動の書。あらゆる自己啓発書の原点となったデール・カーネギー不朽の名著にして歴史的ベストセラー。

感想・レビュー・書評

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  • 名書と言われること本を読もう読もうと思ってオーディオブックで聴いた。流して聞いてしまったとこもあるので、再読必要。
    当たり前のことばかりだけど、実例を挙げられるとなぜか、へー、なるほど!納得してしまう。

    人を動かす方法→相手を尊厳する。

    これが一番なのですね。

    相手を尊いと思って接すること。これはどんな相手に対しても同じ。

    例えば子供に対して。
    子どもは自分よりも後から生まれたから先輩として生きるノウハウを教える義務があるだけ。自分の方が立場が上だなんてとんでもない。

    職場の使えない相手に対して。
    その分野において自分よりも苦手なだけで、他の面を見れば自分より優れている所だってたくさんあるはず。

    どんな相手に対しても「尊い…」この気持ちを持って接していきたい。

  • - 他人を非難したり、叱りつけたり、あら探しは辞めよう
    - 相手は防御体制を敷いて、自分を正当化しようとする
    - 自尊心を傷付けられた相手は、反抗心を起こす
    - 「人を裁くな、人の裁きを受けるのが嫌なら」 by リンカーン

    - この手紙を出せば私の気持ちは収まるかもしれない。だが相手は正当化してこちらを恨む。私に対する反感から司令官として役に立たない

    - 避難するのではなく、「君は二度とこんなことを繰り返さない。私は確信している。確認している証拠に明日君に頼もう」

    - 人を非難する代わりに、相手を理解することに努める。なぜそんなことをしでかすに至ったかか。


    - 私にとって大事な人、ということを伝える = 自己の重要感
    - 人を動かす秘訣は、自ら動きたくなる気持ちを起こさせること ★★★
    - 他人に認められることを渇望する気持ち =承認欲求

    - 相手の名前を覚える = 相手に重要感を持たせる
    - 相手と話している際、何回も相手の名前を繰り返し、相手の顔、表情、姿と一緒に覚える

    - 人の長所を伸ばすには、褒めること、励ますこと、信頼すること
    - 小言を言われて働く時よりも褒められて働く時の方が仕事に熱がこもり、出来具合も良くなる
    - 例え少しでも相手が進歩を示せば、心から褒めることで相手はますます進歩向上するだろう

    - 子どもや夫や従業員を才能がないと言ってののしるのは向上心の芽を摘み取ってしまうことになる
    - 逆に、やりさえすれば容易にやれると思いこませ、相手の能力を信じているのだと知らせてやると相手は自分の優秀さを示そうと懸命に頑張る

    - その人の好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教えてやる

    - 他人の立場を理解し、他人の立場からも物事を見ること

    - アイディアを相手に思いつかせるように仕向け、それを自由に料理させる
    - → 相手の心に強い欲求が起きる
    - 人から押し付けられた意見より、自分で思いついた意見をはるかに大切にする

    - 笑顔で接する

    - 自分の話に心を奪われた聞き手には惑わされる

    - 相手の関心
    - 相手の関心のありかを見抜くことで近づきになれる
    - 関心を見抜き、それを話題にすることは双方の利益になる

    - 議論を避ける、誤りを指摘しない
    - 議論をして相手に勝っても、相手の好意は得られない
    - 相手の間違いを指摘することは相手を罵倒することと変わらない
    - 相手は知能、判断、誇り、自尊心に平手打ちを食らわされている。間違いを指摘することは恥をかかせることに等しい。相手の顔を立てる
    - 人から誤りを指摘されると、腹を立て意地を張る。

    - 対処法
    - 「おそらく私の間違いでしょう」と言いながら話す
    - 「自分としてはこう思うのだが。。」「私にはそう思えるのだが。。。」

    - イエスと答えられる問題を選ぶ
    - 人と話をするとき、意見の異なる問題から取り上げてはいけない。意見が一致している問題から始め、それを強調しながら話を進める
    - 相手にYESと言わせる問題ばかりを取り上げ、NOと言わせないようにしておく。
    - 相手にNOと言わせると、それを引っ込めさせるのは容易では無い
    - NOと言った以上、ひるがえすのは自尊心が許さない

    - 何度もYESと言わせておく → 相手の心理は肯定的な方向へ動き始める。玉つきの玉がある方向へ転がり出したようなもので、その方向をそらせるにはかなりの力がいる

    - ソクラテス式問答法
    - まず、相手がYESと言わざるを得ない質問をする。
    - 次の質問でもYESと言わせ、次から次へとYESを重ねて言わせる
    - 相手が気づいた時には、最初に否定していた問題に対していつの間にかYESと答えてしまっている


    - 同情を寄せる
    - 「あなたがそう思うのは、もっともです。もし私があなただったなら、やはり、そう思うでしょう」

    - 自分の過ちを話す
    - 人に小言を言う場合、自分の過ちを話した後に間違いを注意すると、相手はそれほど不愉快な思いをせずに済む

    - 命令をしない
    - 「●●したらどうだろう」と自主的に仕事をやらせる機会を与える
    - 失敗によって学ばせる

    - 幸福な家庭を作るには
    - 口やかましく言わない
    - 長所を認める
    - あら探しをしない
    - 褒める
    - ささやかな心づくしを怠らない
    - 帰りに花を買って帰るなど
    - 電話をするなど、心遣いを知らせればOK

  • 【相手に喋らせる】
     自分が楽しい話を常にする必要はない。相手に話をしてもらうだけで、Win-Win!

    #自分のことを置いておいて、相手の長所を見つける
    #相手に純粋な関心をもつ
    #人に関心をもつ
    #笑顔
    #名前を覚える、大切にする
    #聞き手にまわる
    #相手の関心を探る、その話をする
    #相手の意見を否定しない
    #自分の非を認める
    #穏やかに話す
    #相手にYESを言わせる
    #相手に喋らせる
    #下手に出る
    #まず褒める
    #自分の失敗をまず話す
    #褒める
    #長所をハイライト

  • 人間関係に関する古典。
    有名な本なので存在は知っていたけど、何となく胡散臭い感じがして、今まで手を出していなかった。『スーパーエンジニアへの道』で紹介されていたので読んでみたが、意外と良かった。

    内容としては、最初に
    「凶悪犯でさえ、自分が正しく世間が間違っていて、自分は被害者だと思っている。ましてや、普通の人なら尚更だ。その現実を認めるところから始めないといけない」
    とか書いてあって、これを最初に持ってくる著者の洞察力の高さに唸る。これが認識できていない人同士で、どれだけのトラブルが起きていることか。

    その他、人を動かすためのTIPSが数多く書かれているけど、言ってることは一貫して「北風と太陽」の説話でいうと太陽。
    「相手が間違っていると思っても、まずは相手を立てる。話はそれからだ」
    ということが、しつこく繰り返し説かれている。全く間違ってはいないと思う反面、これを認めることが地獄に思える場面もあるよなあ、と思いながら読んだ。

  • 名著中の名著。レビューは多すぎるので他に譲るが大体その通りだ。しみつければ必ず人格形成に大きな一役を買うだろう。

  • さすが不朽の名作と言われるだけあり、今日の多くの自己啓発本のベースともいえるような内容。かつ読みやすい。同じような内容が繰り返し語られる部分も多いが、そのぶん頭に残りやすい。「本書から最大の成果を得るための9か条」の部分にあるように、繰り返し読み返したい。

  • 言葉を少し工夫するだけで、こんなに人の動きが変わるものかと驚かされる本です。大袈裟な部分もあるとは思いますが、実践する価値はあると思いますっ

  • 簡単だけれど大切なことを教えてくれる一冊。

  • 2023.11.15 品川読書会で紹介を受ける。

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著者プロフィール

1888年、米国ミズーリ州の農家に生まれ、大学卒業後、雑誌記者、俳優、セールスパーソンなど雑多な職業を経て、弁論術や成人教育の講師となり、人間関係の先覚者として名をなす。不朽の名著『人を動かす』『道は開ける』など多数の著作がある。

「2016年 『D・カーネギー・ベストコレクション(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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