- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422101316
作品紹介・あらすじ
カーネギーの思想は、カーネギー・コースという教育システムを通して世界中に広まっている。本書は、人材管理の専門家である著者が、コースの白熱したトレーニング風景と、真の自己に目覚め充実した人生に進む生徒たちの姿を描くことで、読者を実践に導く。デール・カーネギーの生い立ちや青春時代、独自のメソッドを確立していくサイドストーリーも興味深い。『人を動かす』『道は開ける』のエッセンスもわかりやすく要約され有用。
感想・レビュー・書評
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53ページにあるカーネギーがラジオで話した勇気についての考え方が参考になった。自信と勇気を日々養うようにしたい。
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真の自己に目覚め、新しい人生をつかむ。そのためのプログラム「カーネギー・コース」を創始したデール・カーネギーの歩み、そして、この優れたプログラムの内容を紹介する書籍。
デール・カーネギーは、農家に生まれ、大学卒業後はセールスマンなどとして働く。
やがて、ビジネスをやっていく上で役立ったのが、パブリック・スピーキング(人の前で話をすること)だと気づいた彼は、YMCAでパブリック・スピーキング・コースを開講。
その後、独自に「カーネギー・コース」をはじめ、彼の組織は世界的なネットワークに成長した。
『人を動かす』はカーネギーの最も有名な著作だが、元々、一般向けに書かれた本ではなかった。
人に影響を与えるための講義用の教材(偉人の言動など)に、受講生が語る様々な話を通じて提起された諸原則を加え、書物にしたものである。
勇気と自信を獲得するための、一番手っ取り早く、確かな方法は、「大勢の人の前で話す勇気を養い自信をつけさせることだ」とカーネギーは言う。勇気を養う第一歩は、自分の怖がっていることに正面から立ち向かう姿勢からはじまる。
カーネギーは、成功の要素の中で、特に大事なのは「熱意」だとした。長続きする熱意を起こす1つの方法は、目標に向け努力し、達成後は別の目標を設定して努力を続けることだ。
人間関係についてのカーネギーの原則は、「批判、非難、苦情はやめる」「正直で誠意のこもった評価を与える」というものだ。人に好かれるには、よい聞き手となることが大切だ。
悩みを克服するためのカーネギーの原則は、「今日だけをしっかり生きよう」というものだ。そして、苦しみは人生の一部ゆえ、対処法を学び、避けられないことは受け入れよ、と説く。