セルフコントロール:交流分析の実際

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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422111971

感想・レビュー・書評

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  • 池見酉次郎は意外と著書が少ない。
    交流分析に関するものはさらに少なく実際は数冊しかない様子。本書はそのうちの1冊で現在でも入手可能。

    本書はTAと「交流分析」の違いについての解説が冒頭にあり、自分のような翻訳物からTAに入ってきた人にもわかりやすい。

    とくにPACについての解説は、

    ・強弱の違いはあるがPACの全てが反応する
    ・Aの歪みと限界について
     (イデオロギーに熱狂するAなど)
    ・Pとアンビバレンスの関係について

    などなど他では読めない内容。

    あと素敵なのは防衛機制の主なものをPACで図解して解説してあるところ。そしてS-R理論とPAC、ゲーム分析もPACでわかりやすく図解してあったする。

  • 交流分析の先生やメンバーから勧められた本

    そんな厚い本じゃなかったけど読み終わるまでに時間がかかった・・・
    これは交流分析2級を勉強してから読まないとキツイかもねぇ~
    なかなか理解が進まないかも・・・

    交流分析では「P・A・C」ってのがあって(詳細は割愛させて頂きます)
    「A」が結構大事って言われてるんだけど(もちろんPもCも大事だけどね)
    これは欧米発祥の考え方で、日本では更にこの「P・A・C」を見てる「S」があると・・・
    本の最後にこの「S」について説明されてあって、何だか私はここに非常に惹かれた
    「P・A・C」だけだと無理がある気がしてた
    なんかこれだけじゃ説明できない部分もあるんじゃん?って感じてた部分があって
    「S」が何だかそこにしっくりときた

    まだまだ1回読んだだけじゃ理解しきれない本なので
    これから交流分析の勉強を進める時に何回か読み返したいと思います

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著者プロフィール

1915年生まれ。日本の心身医学、心療内科の基礎を築いた草分け的な日本の医学者。九州大学医学部名誉教授。甥は臨床心理学者の池見陽。 福岡県糟屋郡粕屋町生まれ。旧制福岡中学(現福岡県立福岡高等学校)、九州帝国大学医学部卒業。日本心身医学会を設立し、初代理事長になる。翌昭和36年(1961年)九州大学に国内最初に設立された精神身体医学研究施設(現在の心療内科に当たる)教授に就任し、内科疾患を中心に、心と体の相関関係に注目した診療方法を体系化、実用化に尽力した。 1999年没。

「2023年 『フロイト著作集第4巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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