小さな贈り物:傷ついたこころにより添って

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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422112992

作品紹介・あらすじ

心理臨床の達人によるこころに響くエッセイと深い感動を呼ぶ講演のかずかず。

感想・レビュー・書評

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  • 感動的なエッセイ。

    「障害受容」について、「子どもを育てる責任」について、「内発的な動機」について、「心理の仕事」について、「緻密な観察」について、「見立て」についてなどなど、一言で簡単に済まされがちな当たり前のことの中身を、経験を通したエッセイという形で、深い理解に導いてくれる。柔らかい語り口でありながらモヤモヤの霧が晴れるような明晰な言葉たちは、さすがとしか言いようのない感動がある。

    特に、心理職にありがちな「それがどうした」と下の句つくような解釈は、「ほとんど意味がない」と言い切り、これがほんものの心理職の人なんだと嬉しくなる。

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    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00167860

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著者プロフィール

一般社団法人日本心理研修センター代表理事・理事長。大正大学名誉教授、同大学客員教授。北翔大学大学院客員教授。
臨床心理士。博士(文学)。専門は臨床心理学。
1959 年奈良女子大学文学部教育学科心理学専攻卒業。1959-65 年家庭裁判所調査官(補)、1962-63 年カリフォルニア大学大学院バークレイ校留学。1965 年大正大学カウンセリング研究所講師、1993-2008 年大正大学人間学部および同大学大学院人間福祉学科臨床心理学専攻教授。2008 年北翔大学人間福祉学部教授、大正大学名誉教授(2009 年より客員教授)。
近著『聴覚障害者への統合的アプローチ』(日本評論社、2005 年)、『新訂増補 子どもと大人の心の架け橋』(金剛出版、2009 年)、『心理療法家の気づきと想像』(同、2015 年)、『ジェネラリストとしての心理臨床家』(同、2018 年)など。

「2019年 『子どものこころに寄り添う営み』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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