気分障害の臨床を語る: 変わること、変わらないこと

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422116969

作品紹介・あらすじ

日本の気分障害研究を牽引し、臨床実践の最前線に立つ三人の精神科医が、それぞれの立場から気分障害についての知見や最新の情報、臨床の技について2回の座談会で自由自在に語り合った至高の一書。第Ⅰ部は、「躁うつ病の概念と診断」「治療と経過」など、研究によるエビデンスを臨床にどのように応用していけばよいのか、その際に生じる問題点は何なのかなど、1999年の座談会の内容に現時点での注釈を加えながらまとめる。第Ⅱ部では、第Ⅰ部の座談会から20年の時を経て、気分障害の「診断」「疫学」「治療法」「病気の考え方」「原因研究」などがどのように変化したのか、あるいは変わらずどのような状況にあるのか、などについて縦横に語り合う。そこから何が見えてくるのだろうか?本書は、後進の医師たちに大きなエールを贈るとともに警鐘をも打ち鳴らす、現代精神医学界への貴重な提言に満ちた書である。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

九州大学名誉教授。精神科医,医学博士
福岡県出身。1980年慶應義塾大学医学部卒,米国メイヨー・クリニックで精神薬理学フェローと精神科レジデントとして精神医学を学び,同講師,帰国後慶應義塾大学医学部講師をへて,1996年山梨大学教授(精神神経医学)。2004年九州大学大学院医学研究院教授(精神病態医学)。2019年より九州大学名誉教授。
単著に,『うつ病の論理と臨床』(弘文堂,2014年),『思索と想い─精神医学の小径で』(慶應義塾大学出版会,2014年),『思量と願い―精神医学の風景』(九州大学出版会,2019),『こころと体の対話――精神免疫学の世界』(文春新書,1999年)ほか編著多数。

「2020年 『精神疾患とその治療』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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