ハリー・スタック・サリヴァン入門: 精神療法は対人関係論である

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422117836

作品紹介・あらすじ

現代の精神療法の偉大な創始者の一人に数えられつつも、難解で知られるサリヴァンの仕事の全容をまとめた英語圏でも貴重な入門書の邦訳。サリヴァン100周年記念大会で大会長を務めるなどサリヴァンの紹介者として最適任の著者が、サリヴァンの対人関係論的精神療法の歴史的位置づけから基本概念、応用面まで詳しく解説する。「米国精神医学において最も独創的な人物」であり、国際的に再評価が進む精神科医の理論と臨床の全貌。

感想・レビュー・書評

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  • 8月新着
    東京大学医学図書館の所蔵情報
    https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003616547

  • 第1部 歴史的観点

    第1章 イントロダクション
     サリヴァンと現代精神分析理論との比較
     なぜサリヴァンは忘れ去られたのか?

    第2章 ハリー・スタック・サリヴァンという男
     初期
     困難な時期
     精神科医としての初期キャリア
     シェパード・プラット──統合失調症と社会科学
     ニューヨーク時代
     ワシントンDC──研究所創設
     晩年──世界平和への貢献

    第2部 精神医学は対人関係論である

    第3章 基本概念
     精神医学とは何か?
     基本となる理論概念
     発達論

    第4章 乳児期──対人的な生の始まり
     乳児期
     人格と人間化・擬人存在

    第5章 幼児期から青春期にかけての発達段階──対人世界の拡大
     幼児期
     児童期
     前青春期
     青春期前期
     青春期後期と晩期

    第3部 応用

    第6章 精神障害の対人関係論
     クレペリンとフロイトに対するサリヴァンの批判
     生の問題における基本的プロセス

    第7章 精神医学的面接と対人関係論的精神療法
     サリヴァンの基本姿勢
     『精神医学的面接』
     個人精神療法を越えて

    第8章 社会精神医学と社会問題

    用語集
    解題
    訳者あとがき

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著者プロフィール

F・バートン・エヴァンス3世(F. Barton Evans III)
1949年生まれ。ノースカロライナ州アッシュビルで個人開業をしている臨床・司法心理学者。タフツ大学で極めて優秀な成績を修めて心理学学士号を、アメリカン大学で臨床心理学博士号を取得し、イェール大学医学部で博士研究員となる。ワシントン精神医学校の上級精神療法訓練プログラム、国立PTSDセンターの臨床研修プログラムを修了する。各教育機関で要職を歴任し、現在、イーストテネシー州立大学ジェームズ・H・キレン医科大学の精神医学・行動科学臨床教授。パーソナリティ・アセスメント学会研究員、米国心理学会研究員。移民法、家族法、人身傷害、刑事事件など法廷における司法心理学のコンサルタント・専門家として活躍。法医学や司法心理学、臨床心理学の分野で、アセスメントやトラウマ、パーソナリティ障害など、広範なテーマについて執筆・発表・講演を行っている。

「2022年 『ハリー・スタック・サリヴァン入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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