「家族」を超えて生きる: 西成の精神障害者コミュニティ支援の現場から

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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422117881

作品紹介・あらすじ

精神障害のある人たちは家族との関係に困難を抱えている場合が少なくないが、彼らの「家族」についての語りからは、従来の理想とされる家族像(「家族神話」)へのとらわれや、家族メンバー間の認識のずれなどがどのように彼らを苦しめているのかが明らかになる。そして、その「家族神話」から逃れ、社会との絆を結びなおしていくために、どのような関わりや援助が必要なのかも見えてくる。
このような一般的・理想的な家族像は、精神障害のある人に限らず、その家族像から外れる多くの人にとっても苦しみのもとになることがあると思われる。
本書では、大阪市西成区で精神障害のある人の心理的援助を長年行っている著者が、自らが関わってきた当事者たちとその支援者たちの語りや生き様を通して、多様な家族のあり方や個人の生き方を妨げるものは何か、そこからどうすれば自由になれるのかについて考える。

感想・レビュー・書評

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  • 西成区に住む精神障害者に焦点をあてて書かれた一冊。読み応えありました。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00631904

    精神障害のある人たちは家族との関係に困難を抱えている場合が少なくないが、彼らの「家族」についての語りからは、従来の理想とされる家族像(「家族神話」)へのとらわれや、家族メンバー間の認識のずれなどがどのように彼らを苦しめているのかが明らかになる。そして、その「家族神話」から逃れ、社会との絆を結びなおしていくために、どのような関わりや援助が必要なのかも見えてくる。
    このような一般的・理想的な家族像は、精神障害のある人に限らず、その家族像から外れる多くの人にとっても苦しみのもとになることがあると思われる。
    本書では、大阪市西成区で精神障害のある人の心理的援助を長年行っている著者が、自らが関わってきた当事者たちとその支援者たちの語りや生き様を通して、多様な家族のあり方や個人の生き方を妨げるものは何か、そこからどうすれば自由になれるのかについて考える。
    (出版社HPより)

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著者プロフィール

鹿児島大学水産学部付属海洋資源環境教育研究センター・助手

「2001年 『群集生態学の現在』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山本智子の作品

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