- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422202433
作品紹介・あらすじ
イタリア半島に暮らす弱小民族、古代ローマ人は、なぜわずか200年のあいだに空前絶後の巨大帝国を築くことができたのか。不世出の英雄カエサルのあとをついだアウグストゥスが、初代皇帝となるにあたって行なった未曾有の「政治的トリック」とは?キリスト教の誕生と拡大の歴史と共に記述する。
感想・レビュー・書評
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ローマの歴史を知るために読んだ。
分かりやすいので続きも読んでる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館本。
これが読みたかったので前2冊を先に読んだわけで。
結果、大正解。読んでなきゃさっぱりわからなかった。 -
イタリアに旅行する前に古代ローマとキリスト教について学んでおこうと読んだ。
図表や写真が多く分りやすく解説されている。
初心者にも読みやすい本だと思った。 -
個人的にはとてもよかった本。(古代ローマについての本を既に読んでいるため)
古代ローマの歴史については、さらっと解説しており、その分、古代ローマにおいてユダヤ教からキリスト教が発生し国教となっていく過程がとてもわかりやすい本だった。
しかし一般的には、古代ローマについての説明が表面的なために、キリスト教が発展していくその時代背景がわかっていないと、面白味が半減かも。
印象的な文章のひとつ。
『ここでおぼえていただきたいことは、人類の歴史のほとんどの時代において、宗教の役割は人びとを道徳的にみちびくことや精神的な修練をつむことなく、「目に見えない恐ろしい力」をなだめるところにあったということです。伝道時代のキリスト教もまた、異教とはっきり一線を画していたのはいけにえの儀式だけであり、そのほかの異教の習慣はほどんど受け入れていたのです。』
とにもかくにも、古代ローマ帝国崩壊後、ヨーロッパの歴史は衰退に向かっていく。