ヒエログリフがわかる絵本

著者 : ニール・スペンサー 月森左知

制作 : 大英博物館  ブリティッシュミュージアム= 

• 創元社 (2005年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[放浪金魚さんの感想 · 2015年7月13日]

エジプトで1799年に発見されたロゼッタ・ストーンに描かれ、エジプト語の解読に大きく貢献した古代エジプト語の神聖文字「ヒエログリフ」。本書では左ページにヒエログリフがカラーで大きく描かれたイラストと文字を構成する絵の意味が、右ページにはその解説が掲載されています。
絵本という割には専門的で、辞書代わりにするにはライトな内容なので、「ヒエログリフって何？」程度の方が入門書として眺めるのに適した本だと思います。
先人たちが絵ひとつひとつに込めた意味、西暦394年を境に終わりを迎えたヒエログリフの文字の歴史、そして何世紀の時を経て人びとの手でここまで解読されたという事実に、感慨深いものがあります。

[白黒羊さんの感想 · 2012年12月4日]

面白かったです。

[学生選書@武蔵野大学図書館さんの感想 · 2010年12月2日]

OPACへ ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=9000752525

[ちゃいろさんの感想 · 2010年1月25日]

ヒエログリフ難しい。

[Pipo＠ひねもす縁側さんの感想 · 2008年9月23日]

古代エジプトの神聖文字、ヒエログリフの簡単な解説書です。学生時代に「読めるはず！」とこの類の本を図書館で仕入れて勉強してみました。結果は…読めません（笑）。敗因は?文字を知っても発音できない（語族の特徴）?表記のシステムが洗練されていない（形は抜群に美しいのに）?文法がある、という当たり前の事実を忘れていたということで…本日、展覧会のおみやげ売り場でこの本に出会い、リベンジできるか？と手に取りました（笑）。リベンジできるかどうかは別として、大英博物館監修の、質実剛健で誠実な解説に好感を持ちます。見開きで簡単な名詞や文と、解説の例文が見開きで美しくレイアウトされており、持っているだけでも楽しくなります。ヒエログリフの読み方に関する本は意外とたくさん出版されているのですが、その中ではコンパクトでとっつきやすく、しかも中身も伴っている本だと思いますのでこの☆の数です。