日米同盟・最後のリスク: なぜ米軍のミサイルが日本に配備されるのか (「戦後再発見」双書10)
- 創元社 (2022年5月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422300603
作品紹介・あらすじ
いま、ほとんどの日本人が知らないうちに、大変な事態が進行している。
米軍が沖縄だけでなく、日本全土に核が搭載可能な新型ミサイルを配備しようとしているのだ。
本双書第9巻で、密約研究の父である新原昭治氏がのべているように、アメリカにとって日本というのは、ずっと「アメリカの核戦争基地」だった。それがいま、ついに最終局面を迎えているのだ。
このままでは、人類史上唯一の戦争被爆国である日本は、他国の軍隊(米軍)に核ミサイルを配備され、中国・ロシアとの「恐怖の均衡」の最前線に立たされてしまう。一方、その核ミサイルを発射する権利をもった米軍は、グアムやハワイなど、安全地帯へ一時撤退する計画だ。
これほど愚かな国が歴史上、かつて存在しただろうか。
情報公開請求による独自の日本政府文書発掘で知られ、ジャーナリストとして第一線で活躍を続ける著者が、その計画の全貌を報告し、警鐘を鳴らす。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
この本が出版されて2年たったが、リスクはますます高まったように思われる。
いざという時にはアメリカが助けてくれるという神話から抜け出せない国民が、政府の、アメリカの言うがままの防衛力増大にノーと言えてないのだ。北朝鮮や中国の脅威を煽られるまま防衛にもっと力を入れなければと思わせられている人が多すぎる。本当のことを勉強してほしい。
どうしてアメリカのために日本の税金や、いざ戦争となった時は日本人の命まで捧げなければいけないのか。
布施さんのご著書、Xで教えられることが非常に多い。フリーの立場で、現場に赴き、資料の公開請求等で事実を掘り起こし、考察し、それを公開しておられる人の話をよく聞くべきだ。 -
今年最高の1冊。
第二次世界大戦中、日本政府は本土防衛のために、沖縄を時間稼ぎのために捨て石とした。
今、日本がアメリカの覇権維持のために、捨て石にされようとしている。 -
佐藤さんに近い考え。
-
東2法経図・6F開架:319.1A/F96n//K