岩石と鉱物 (宮沢賢治と学ぶ宇宙と地球の科学3)

著者 :
制作 : 柴山 元彦 
  • 創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422440286

作品紹介・あらすじ

地学教師でもあった宮沢賢治が作品内に描いた地学的な知識や表現を手掛かりに、中学・高校で習う地学の基礎を学びなおせる新感覚の参考書シリーズに、テーマ別詳細版が全5巻で登場!

シリーズの原点となる『宮沢賢治の地学教室』は、賢治の童話や詩を引用しながら、たくさんのカラー図版とともにダイナミックな宇宙・地球科学の世界を解説し、実習編の『宮沢賢治の地学実習』とともに好評を博しています。
本書では、地学で扱う5分野(宇宙、地球内部、鉱物、地史、気象)を各巻1テーマずつ独立させ、『教室』に収録しきれなかった作品や大幅に加筆し、中学理科や高校の「地学基礎」で学習する内容をほぼ網羅しています。

第3巻「岩石と鉱物」では、火成岩、堆積岩、変成岩のでき方と特徴や、資源鉱物、土砂災害について「十力の金剛石」「台川」「楢ノ木大学士の野宿」「化物丁場」などを参照しながら学んでいきます。

〈本書の特徴〉
●賢治と地学をともに深める●
数項目ごとに、関連する宮沢賢治作品や賢治にまつわるエピソードを引用・紹介。作品の中に隠れている地学のテーマを再発見し、学習へのモチベーションを引き出します。

●文学と科学をつなぐ会話●
宮沢賢治の大ファンである「ケンジ先生」と、ケンジ先生に地学を教わる森の学校の動物たちとの会話が、引用作品や解説内容をフォローし、理解をたすけます。

●図・写真たっぷりの詳しい解説●
イラストや写真、図表などをたっぷりと使い、複雑に思われがちな地学の世界をわかりやすく手ほどきします。

●防災教育にも役立つ●
各巻の最終章では、各分野に関連する自然災害を特集。近年多発する大規模災害のしくみを学び、防災・減災に役立つ知識を身につけることができます。

感想・レビュー・書評

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  • 「文学者として有名な宮沢賢治は、もともと地学教師でもあった。中学・高校で学ぶ地学基礎のうち、岩石学と鉱物学に焦点を当て、宝石や鉱物にまつわる賢治の作品やエピソードを引用しながら、詳しくわかりやすく解説する。」
    はじめに

    第1章 鉱物
    第2章 火成岩
    第3章 堆積岩
    第4章 変成岩
    第5章 資源鉱物
    第6章 土砂災害

    引用作品の解説
    宮沢賢治と地学の関わり
    参考文献・ウェブサイト
    おわりに
    索引 

  • 請求記号 450/Mi 89

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著者プロフィール

理学博士
自然環境研究オフィス代表

「2022年 『海辺で写す天然石』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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