- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422501307
作品紹介・あらすじ
開国とともに現れた居留地の西洋館に始まり、明治期における和洋折衷の試行錯誤、お雇い外国人による本格建築の導入、そして関東大震災を乗り越えモダニズム隆盛を迎える日本の住まい。住宅史研究の第一人者が、幕末から戦後に至る日本住宅100年の歴史を、間取りやライフスタイルの変遷にも着目しつつ、時代の流れに沿ってやさしく語り下ろす。本書で紹介するのはいずれも現存する建物で、その見どころを写真も交えながら解説する。足掛け3年・150回続いた『週刊新潮』好評連載を再構成してまとめた、近代建築ファン必携の一冊。カラー口絵を含む写真126点収録。
感想・レビュー・書評
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週刊新潮に大和ハウスが広告として出していたシリーズをまとめた本。
と書くとなんだか誤解が生じそうだけど、登場するのはいわゆる近代の歴史的邸宅である。
そうした建築を訪れる前、後にこういった本があるととてもありがたい。単体の評価は世にたくさんあるが、系統立ててみることができるから。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【本学OPACへのリンク☟】
https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/709976 -
最初の洋館:幕末→明治期 来日した外国人の住まい 洋風住宅のモデル 洋風化を志向・最初期:札幌・永山邸 京都・新島襄邸 山縣有朋・無鄰菴 明治期の本格的洋館:上流僧の和洋館並列型住宅 別荘・別邸:避暑文化 富国強兵策・開拓事業 大正・昭和初期の洋館:古典主義系・アメリカ系 大正・昭和初期の和風御殿:洋風志向の反動としての伝統的な建築様式 勢を凝らした和風御殿 モダニズム系の住まい:様式建築を乗り越えて種具店 プレモダニズム系 モダニズム系 現代住宅の祖型・戦後の住まい:戦後直後に建てられた小住宅