- Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422930916
作品紹介・あらすじ
喫茶店や映画館、それに書店で見知らぬ人と隣り合わせに立つこと…。2020年より前の暮らしの中にあって、いま私たちが恋い慕う何気ないい日常の風景を、瑞々しい感性で世界各国から愛される作家のエラ・フランシス・サンダースが描き出す。
この本は、さまざまな場面、ハプニング、愛情、ひとつひとつの瞬間、ほかの人との相互作用、経験、衝突、出来事、思わぬ発見といった、私たちみんなが共有し、取り戻したいと切望しているものの断片を、挿絵とともに集めて見せてくれます。のんきだった時代の、歴史のようにさえ感じられる、夢にまでみるあのさまざまな瞬間。道ばたで出会う、日々の中にちりばめられたワクワク感。生きていることそのものが、今は同じようには起こり得ない美しい偶然です。
それは読者に、手離し、出会う機会を失い、触れられなくなったものについて思い描かせます。やさしく美しい方法で、小さな大切なものたちが、どれほど価値があるか、思い出させてくれるのです。1日、1週間、1ヶ月に与えられる「生きる意味」。それがはぎとられてしまうと、心は行き場を失い、感情は痛みにおおわれます。
この本の行間には、それら大切なものへの追慕とともに、私たち人間が、きっとまたお互い寄り添いあえるはず、という希望と自信とがつまっています。
感想・レビュー・書評
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なにげなく図書館の新刊棚にあった本に手をのばす。
こんな当たり前の日常にいまさら感動。
Withコロナではなく、やっぱりその前に戻りたい。
そして、読み終わってなんだか懐かしい気がした。
翻訳できない世界のことば
誰も知らない世界のことわざ
の著者と翻訳者だったと知る。
なんだか納得(^^ -
これからしばらくの間この本を何度も開く事になると思う。中断されている愛おしい日常よ!
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イラストが可愛くて素敵。
そして内容もとてもよかった。
コロナ禍で失われたものを描き、温かい気持ちにさせてくれる。
読み返したくなる本。 -
あったかい
些細なことをとびきりのことに変換する能力が欲しくなる -
自分もそう思うなぁ…というページは特に嬉しい。
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しあわせに満ちた日々をシンプルな絵と言葉で表していて、素敵な本だった。特別なことがあるから幸せなのではなく、幸せだと思う心が幸せを作っていくのだ。
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日常生活の中のいとおしい断片。