さよなら、子ども虐待

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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422931005

作品紹介・あらすじ

「未来は、子どもが選んでいい。」

あなたも周りも気づかないところで、
誰もが子どもを
「虐待」するきっかけが増えている。

結果、
児童相談所に届いた虐待相談は
年間20万件を突破し、
1年間で350人以上の子どもが死んでいる。

国の虐待防止策は
30年以上も失敗続きなのだ。

その原因と解決策を、
虐待を長年取材し続けてきたライターと、
一児の親でもある漫画家が、
とことん真っ当に考える。

「あなたは子どもに何をしてきたか?
そしてこれから何ができるか?」

感想・レビュー・書評

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  •  細川貂々さんが、こんな作品も執筆しているなんて…なんとも意外な感じもしましたが、図書館で見かけて気になって手にしました。そして、11月は児童虐待防止推進月間、オレンジリボン運動を展開しているんですって…!

     突然ですが「189」とう番号を知っていますか?私はこの作品を読んで初めて知りました。警察なら110、救急は119…虐待の通報は児童相談所虐待対応ダイヤル「189」で、“イチハヤク”という語呂合わせもあるんですって!近年、児童虐待のニュースが多くて…しかも、何の罪もない子供なのに死に至らしめられることもある…。そんなニュースを聞くたびに、心が痛くなります…。死にまで至らなくとも、虐待を受けた経験のある子は、心に重荷を抱えてそれが一生付きまとうのです…。そんな理不尽なことがあっていいのでしょうか…。

     この作品では、児童虐待の現状を訴え、でもそれに対応する国の施策が十分に機能していない課題を明らかにしています。ただ、読んでみて思ったんだけれど、ちょっと細川貂々さんと、今一生さんの訴える現状改善のための提案はちょっと無理があるんじゃないかと…感じてしまいました。そして、内容がそこのことだけに特化していることもどうかなぁ…と、読みにくさも感じてしまいました。

     だけど、児童虐待の現状についての普及啓発という意味で、読んでよかったと思いました。

    • かなさん
      ヒボさん、こんにちは!
      この間、ヒボさんが読まれた石井光太さんの作品、
      実は興味があって、図書館にあるか検索したら…
      なくって、ガッカ...
      ヒボさん、こんにちは!
      この間、ヒボさんが読まれた石井光太さんの作品、
      実は興味があって、図書館にあるか検索したら…
      なくって、ガッカリです(-_-;)

      細川貂々さんの作品なら
      「ツレがうつになりまして。」とか有名ですけど、
      たまたま図書館で見つけました!
      11月にこの作品を読めてよかったと思ってます。
      2023/11/16
    • ヒボさん
      かなさん、こんばんにゃ(=^ω^=)

      細川さんの著書、手にしたことがなかったのですが、探してみたら図書館の電子図書で1冊発見しました♪
      ち...
      かなさん、こんばんにゃ(=^ω^=)

      細川さんの著書、手にしたことがなかったのですが、探してみたら図書館の電子図書で1冊発見しました♪
      ちょっと待になるので、忘れた頃にレビューあげますね^^;
      2023/11/16
    • かなさん
      ヒボさん、おはようございます!
      細川貂々さん…私も何冊か積んでいましたよ(^-^;
      「ツレがうつになりまして。」はうちの娘読んでいて
      ...
      ヒボさん、おはようございます!
      細川貂々さん…私も何冊か積んでいましたよ(^-^;
      「ツレがうつになりまして。」はうちの娘読んでいて
      私も読んだことがあります。
      で、今回久々に読めたので、
      積読を何冊か読みましたっ(*^^)v
      ちょっとずつレビューしていきます!

      ヒボさんが電子図書で見つけた作品とかぶっちゃうかもだけど、
      ヒボさんのレビューも楽しみにしてますね!!
      2023/11/17
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    https://sogensha-sayonara-kodomogyakutai.peatix.com/

    細川貂々&今一生の共著『さよなら、子ども虐待』 予約販売が始まりました! #児童虐待 #こども家庭庁 #毒親 #毒親育ち | 今一生のブログ
    https://con-isshow.blogspot.com/2023/05/sayonara-gyakutai2023.html

    とかげのしっぽ
    https://www.hosoten.com/

    書籍詳細 - さよなら、子ども虐待 - 創元社
    https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=4689

  • 虐待の概念をしっかり伝えている本です。本書に、記載がある虐待サバイバー当事者からのヒアリングした「新しい虐待防止対策」は、一見良さげな提案が多いが、その対策を行なっても親からの搾取や親の手から逃げれない可能性があり、更なる検討が必要で、虐待の問題の根深さを感じてます。子どもたちには、親から経済的精神的自立をするために、早期に起業などの稼ぎ方や法律・金融・世渡り術といった世の中の仕組みを教えていく必要があると思いました。

  • 当事者の提案の素晴らしさ!なんでこれが活かされないんだろう 少なくとも今国が採ってる施策よりずっとリーズナブルで効果的と感じるが 自分にも出来ることを探して実行していきたい ヤングケアラーだった元子どもとして、子どもを守っていきたい

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著者プロフィール

細川貂々(ほそかわ・てんてん)
1969年、埼玉県生まれ。漫画家・イラストレーター。セツ・モードセミナー卒業。パートナーのうつ病を描いた『ツレがうつになりまして。』(幻冬舎)がベストセラーに。テレビドラマ化、映画化される。その他、水島広子医師との共著「それでいい。」シリーズ、今一生氏との共著『さよなら、子ども虐待』(創元社)、『凸凹あるかな? わたし、発達障害と生きてきました』(平凡社)、『がっこうのてんこちゃん』(福音館書店)、『こころってなんだろう』(講談社)、イラストを手掛けた『セルフケアの道具箱』(晶文社)などがある。現在、兵庫県宝塚市で、生きづらさを抱えた人たちが集う「生きるのヘタ会?」を主宰。

「2023年 『ココロの友だちにきいてみる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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