- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434123832
感想・レビュー・書評
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マイケル・リーヴス、スティーヴ・ペリー『スター・ウォーズ デス・スター』は映画『Star Wars』のスピンオフ小説。デス・スターが建造中のところから始まる。Episode IIIの後、Episode IVの前である。Episode IVでは帝国の支配は圧倒的に見えた。しかし、本書では反乱軍と内戦状態に近い。
Episode IVを観た時は想像もしなかったが、帝国はパルパティーンが一代で築いたもので、『銀河英雄伝説』の銀河帝国と比べれば出来立てホヤホヤであった。共和国時代を知っている人々も存在していた。もっとも共和国は腐敗や汚職にまみれており、共和国も帝国もどっちもどっちという感覚があっただろう。だからこそ反乱軍も共和国を名乗るよりも反乱軍を名乗ったのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
デス・スターの建造から破壊までを帝国視点で描いた悲劇の記録。囚人惑星に送られてきた者に防衛手段として格闘技を教える軍曹、カンティーナを開くためにやってきたトワイレック、クローン大戦中バリス・オフィーと共に従軍した軍医、脱走者を撃ち落としたことを悔やむパイロット、銀河一の砲台を任されたことを誇らしく思う砲撃手――様々な事情によってデス・スターに乗り合わせることになる各キャラは、誰も彼もが善良な帝国領民で思わず応援したくなってしまうほど。しかしオルデラン破砕と反乱軍によるデス・スター攻撃の瞬間はすぐそこまで迫っていて……。下巻はいよいよ『EP4』本編に突入! ひとりでも多くの人に生き残ってほしいものですが、かなりの高確率で全員死亡を覚悟しなければならないのがきつい。
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エピソードIIIとIVの間の話。
この小説は、デススター建設現場を舞台にさまざまな登場人物の群像劇として描かれています。
最後の方で、IVのラストシーンとオーバーラップするなど、ニヤッとさせるエピソードがあります。
正直、この安っぽい装丁で 1冊1700円(上下巻で3400円!)は、暴利ですが、SWフリークな貴方には必読の一冊。