からくり夢時計: DREAM∞CLOCKS (上) (アルファポリス文庫)
- アルファポリス (2010年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434150128
作品紹介・あらすじ
小学6年生の聖時の家は時計店。冬のある日、年の離れた兄と大喧嘩し、父にも叱られて、店の作業部屋へ隠れこんだ。そこで見つけた不思議な古めかしい鍵。その鍵を壁にかかる古い時計に差し込むと、突如部屋中の時計の針が反時計回りに回転し始めた! 気付くと聖時は、12年前の世界にタイムスリップしていた。そこでは、鬼のような兄はまだ無邪気な少年で、そして、幼い頃に亡くした母親の元気な姿が……。やさしく心あたたまる、冬の感動ファンタジー、上巻。
感想・レビュー・書評
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『虹色ほたる』がとても好きだったため。
こちらの方が、ノスタルジックな雰囲気がある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった
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過去にとばされた聖時。この後の展開が気になります。
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三葛館一般 913.6||KA||1
幼い頃に母親を亡くした聖時は、自分が誕生する前にタイムスリップをします。夢にまで見たお母さんに会って、聖時は、家族の大切さや暖かさを実感していきます。
決して見ることができない自分の生まれた日。この本は、家族の愛や優しさが詰まっていて、家族っていいなって思わせてくれる一冊です。
(保健看護学部1年 M.Y)
和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=82179 -
【あらすじ】
時計店の息子・小6の聖時は、幼い頃に交通事故で母親を亡くし、今は父と年の離れた兄との3人家族。
冬のある日、厳格な兄と大喧嘩をして店の作業部屋へ逃げ込んだ聖時は、そこで不思議な鍵を発見した。その鍵を古い壁掛け時計に差し込むと、突如時計の針が反時計廻りに回転!気付くと、聖時の目の前には兄の面影を残す少年が、そして夢にまで見たお母さんがいて…。
タイムスリップした過去で刻まれる、かけがえのない時。やさしく心あたたまる感動ファンタジー、上巻。 -
小6の聖時がタイムスリップした先には幼かった日の兄、亡くなる前の祖父、そして聖時が一度もその姿を見たことの無い亡くなった母もいる時代だった。母に会えたうれしさ、母という存在のあったかさを感じている聖時だが、この後お腹の大きな母が聖時を産む日が近づきどうなるのか展開が楽しみ。
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家族愛がよく分かる作品です。
老若男女問わず様々な人に読んでほしいです! -
タイムスリップで自分の家族の事を
知って行く作品です。
川口さんの心温まる文章が、広がってます。思わず泣いてしまいました。 -
(上下あわせての感想)
これも高学年から中学生におすすめ。
うちの子どもの嗅覚にしたがって購入したのですが、なかなかでした。鼻がいいなあ。犬みたい。
主人公の12歳の少年が、12年前にタイムスリップして、
12年前には生きていたおじいさんやお母さん、
12年前のお兄ちゃんや周りの人との3日間の交流を綴った話。
人と人とのつながりがメインテーマです。家族について考えさせられます。
2012/07/31