シュガ-・ホリック: Kana & Sagara (2) (エタニティブックス Rouge)

著者 :
  • アルファポリス
4.09
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本棚登録 : 33
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434175893

作品紹介・あらすじ

訳あって、ひとまわり以上年上の相良と結婚した香奈は、念願叶って「本当の夫婦」になれて幸せいっぱい。そのうえ、彼の仕事に同行して大きなパーティーに参加することも決まり、ますます大張り切りしていた。そんな準備に追われる忙しい日々の中でも、「保護者」の仮面を外した旦那さまにより、身もココロも開発されていって——!?スイートテンからはじまる異色の婚〝内〟恋愛物語、待望の第2巻!男性視点で語られる、プラトニック(?)な十年の書き下ろしエピソードも収録!

感想・レビュー・書評

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  • もうね~・・・。
    図書館で借りれるギリギリの表紙やと思う(笑)!!
    この本がいけるなら、BLもいけるやろ(笑)!!

    前回読んでから案外日を開けずに読んだな・・・。そして前回同様、途中はやや中だるみするんやけど、ずるずると最後まで読んでします(何か失礼やな)。

    今回も相良さんの短編は面白かったよ。
    理性が吹っ切れそう(ちゅうか、切れてたか)の瞬間はなかなか見ものでした・・・(言い方)。

    だってさ~・・・。

    この会社、大丈夫!? ちゃんと仕事できてる!?
    わりと少人数の会社っぽいのに、あっちこっちで社内恋愛ばっかりやってるけど、ええの!?

    しかもトリプルデートとか!!
    トリプルデートとか!!!

    小学生か~!! と、叫びたくなった。
    行先が遊園地じゃなかったのでギリギリ小学生ちゃうかな。いうても植物園やったけどな。

    これ、直前に小学生女子向け小説(@「いみちゃん」)を読んで、
    「設定をせめて高校生にしてほしい」
    と、思ったのに、今度は大人向けの恋愛小説を読んで、

    「小学生か!!」

    と、思うんやから、ヘンな話で御座いました・・・(笑)。

    いやいや、小学生は、相良さんと香奈ちゃんみたいにイチャイチャしませんけどね!!
    したら、困りますけどね!!

    とにかくこの本は、19歳年上のイケメン旦那の相良さんが、夏奈ちゃんを甘やかしーの、苛めーの、攻めーの、メロメロにさせーの、ちゅう展開を楽しむ本やと思います。

    「ああ・・・こんな人がいればいいなァ・・・」

    とか思うんかしらね。前回も言うたけど、私が今19歳年上の人っていうたら還暦直前になりますのでね。もうこういう方面に妄想は難しいんやけどもね、でもまあ、相良さんの意地悪な感じとか、ええんちゃいますか・・・。

    意地悪やけど、ひねくれてはないから、見ていていいです。ややこしい展開はあんまり好きじゃないので・・・(笑)。


    前回爆弾を放り投げた、ノリちゃんと圭一郎さんはしっかりまとまったご様子。
    (原田さんはあんな中途半端でええのか・・・?)

    今回バイオレンス風味に展開した、蝶子さんと斎藤さんもええ感じにならはるご様子。

    ほしたらあと残ってるのは、藤くんと財前さん・・・? ここも、何かあんの・・・?

    ほんで、冒頭で登場したわりに放ったらかしにされた宗治さんとか、どうなん・・・?
    最後に相良さんが思い出したように呟いてたけど、植物園にトリプルデートとかしとらんとこっちをどうにかせなあかんのちゃうの(小説的に)?

    この人はめんどくさ臭がプンプンするから、個人的にはもうええねんけど、夏奈ちゃんのご両親についても掘り下げるのかしら。

    「夫が室内で行方不明になりました。」
    って全然ライトノベルのタイトルっぽくないけど・・・と、思ったけど、よう考えたらレジーナブックスでこういう異世界トリップもんの小説がようけでてはったか。
    そうか、そっちか。笑

    南雲さんと相良さんや斎藤さんの立ち回りのときの地文が歌舞伎っぽいというか、やけに時代ががってるような気がしてちょっと笑ってしまった。
    ええねんけど、なんかここだけ雰囲気が・・・。

    そういえば、お粥って炊飯器でも作れるんやなあ。作ったことがないけど・・・。
    私はいつも冷ご飯を炊いてお粥さんにしちゃうから、炊飯器でお粥を炊くとどうなるのかちょっと想像つかん・・・。

    ほしたら短編で相良さんが作ったお粥が
    「残り物の白米をどろどろに煮ただけのもの」
    とかいうててさー!

    その言い方どうよー! 失礼やろー!! ちゅうか私の認識してるお粥ってそれだよー(号泣)となったわ。笑

    マァ、機会があれば、炊飯器でお粥さんを炊いてみたいかな・・・。


    そんな感じにツッこみどころはそれなりに満載なれど、中だるみしつつもつい読めてしまうのは、わりと文章がするっと読みやすいというのもあるのに加えて、ところどころに
    「ああ・・・」
    と、思う感性があるんよね。

    今回は、
    「恋は受動的であるべき」
    ちゅう圭一郎さんの談。

    「やろう」と、思ってするのではなく、気づいたら「やっていた」ぐらいのものが「恋」なんだって。なるほどな。
    確かにその方が、深いかもしれん。まあ、いろいろあるみたいやけど。

    受け身やったはずやのにいつの間にか能動的になっているときが、けっこうきついよね。
    確かに「恋」ってそんなふうに、立場が入れ替わる瞬間があると思う。

    ほんで、そういうのも超えたら、相良さんみたいな
    「まるごと受け入れる」
    ちゅう境地にまでたどり着くんかもな。

    何か足りないところがあろうと何だろうと、自分にとってはそのままで「完璧」。
    盲目になっているわけではないのなら、それが最終的には能動的な恋の完成形かも。



    もう一冊続編があるらしい。
    いよいよ渡米して個展かな。

    ここまで来たら、読んでみるかー・・・。でもちょっとだけ間を開けよう(笑)。
    さらっとしてるはずやのに、なんでか読むのにそこそこ体力がいるねん・・・。バリバリの恋愛小説やからかな。


    ■■■■


    ■キュレーター

    英語の元の意味では、博物館(美術館含む)、図書館、公文書館のような資料蓄積型文化施設において、施設の収集する資料に関する鑑定や研究を行い、学術的専門知識をもって業務の管理監督を行う専門職、管理職を指す。


    ■ハリウッドツイン

    シングルベッド2台を密着して並べるスタイルのツインルーム。

    (2017.03.05)

  • 歳の差主人公カップルと、2巻は周囲のカップル事情。
    番外編で香奈の成人式『君をオトナにする方法』有り。

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著者プロフィール

群馬出身、静岡在住。2007年からwebにて恋愛小説やミステリー小説等を公開。

「2016年 『シュガー*ホリック3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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