OD>ハッカ-のたのしみ: 本物のプログラマはいかにして問題を解くか
- エスアイビー・アクセス (2015年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434201592
感想・レビュー・書評
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ビット演算を知りたくて購入、後で有名な本だと知った。
今どきこのような知識が必要になるとは思われないが?
1章 序論
2章 基本操作
一番右端に立っている1ビットを0にする操作、最大、最小などの基本的なビット操作、論理操作などを説明
3章 2のべき乗の境界
省略
4章 算術的な境界
省略
5章 ビットの数え上げ
この章が読みたくて購入した
6章 ワードの探索
特定の値を検出する方法
7章 ビットやバイト単位の並べ替え
ビット反転、バイト反転、ビットシャフル、ビット行列の転置など
8章 乗算
省略
9章 整数除算
10章 整数定数による除算
省略
11章 いくつかの初等関数
平方根、整数乗、整数対数のアルゴリズム
12章 数の表現のための一風変わった基数
-2進数、-1+i進数(iは虚数単位)
13章 グレイコード
省略
14章 ヒルベルト曲線
省略
15章 浮動小数点
2進数で10進数の浮動小数点形式数値wどう表現するのかを書いてある
16章 素数に関する式
素数を生成するための数式(コンピュータ用というものではない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
プログラミングと数学の本。
最高の処理効率を追求するためのコードが並んでいる。登場するアーキテクチャにArmやx86はなく、また現代の複雑化したハードウェア構成においても効率がよいかはわからない。このような意味では実用的ではないと言える。
しかしここに出てくるコードやアルゴリズムは現代においても出番はある。
仕事柄逆アセンブリしたものを頻繁に見ているが、コンパイラの最適化に本書に出てきたアルゴリズムが使われているのを見つけて驚いた。
1ビット・1命令の効率を追求することや数学に興味がない人も、教養として読んでおくとよいと思う。私は半分も理解できなかったが、、、
余談だがオンデマンド版の印刷品質はお世辞にもよいとは言えない。表のレイアウトがずれて罫線と数字がかぶっていたりするなど、残念な点が目立つ。