- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434203909
作品紹介・あらすじ
"電車に揺られている私の膝の上には、楽譜が入ったキャンバストート。懐かしい旋律を奏でる彼の指が、
私へたくさんのことを教えてくれる。雨の日に出逢った先生のもとへ通うのは、週に一度の金曜日。哀しく甘い、二人だけのレッスン。繊細かつ美しく奏でられる物語。第5回アルファポリス「恋愛小説大賞」大賞受賞作品。
感想・レビュー・書評
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静かに流れるピアノ曲。ノクターンという印象か。男のほうが恋を引きずりやすいとは言うけれど、それでもまた前を向こうとしたからいいかしら。
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読了済
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共感しがたい感じ。
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帰宅中に聞こえたピアノに誘われて、家人と出会った。
淡々というか、さらさらと降っている雨のように
話が始まって終わりました。
最初から最後まで、そんなイメージです。
本人達がいいならいいけども…という展開でしたし
主人公の家族構成の話も、分からなくもないな、と。
淡々としすぎているのか、綺麗にまとまりすぎているのか
読んだ、というより、読み終えました、という感じです。 -
話は綺麗なのに生々しい
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不思議なピアノの先生に心奪われていく話。
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大学生の主人公とピアノの先生との恋を描いた普通のTLでした。漫画だったらかなり上質な部類のTL。小説にすると笑えるくらいベタな展開だったんだけど、むしろまっすぐで分かりやすくてハッピーエンドで、なんか逆に、小説ってこのくらい素直でいいんじゃないかと目から鱗が落ちるくらい清々しかった。好きか嫌いかって言われたら即答で好き。
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表紙絵が気になり衝動買いしてみた。
嫌いではないけど、薄いかな。「泣いた」と表現するのと、泣ける話は別かも。あと、常に自分中心で自分のなかでのドラマチックさに酔う感じが怖い。 -
本屋でたまたま見かけて、タイトルに惹かれて買った本。
久しぶりに、一気に夢中で読み切った。
せつなくて、美しい作品でした。