オンチは誰がつくるのか

著者 : 小畑千尋

• パブラボ (2015年7月4日発売)

作品紹介・あらすじ

「オンチはなおりますか?」実に多くの方が質問されます。オンチはなおすものではありません。克服するものです。オンチは病気ではなく、生まれながらの能力の欠如でもないからです。歌唱スキルは、適切なトレーニングを行えば、発達可能な能力であり、大人になってからでも十分に向上します。

感想・レビュー・書評

[香菜子（かなこ/Kanako）さんの感想 · 2018年10月6日]

オンチは誰がつくるのか。小畑千尋先生の著書。音痴にコンプレックスを持つ人は少なくないと思います。音痴は生まれつきだから治らない、そう思っているオンチ・コンプレックスをもっている人たちにおすすめの一冊です。音痴を克服すれば学校生活も社会生活もずっと楽しくなるはずだから。

[Dr.（読多ー）あんころ猫さんの感想 · 2016年7月31日]

オンチは病気じゃないし遺伝でもない。ちゃんとトレーニングすれば上手に歌が歌えるようになりますという話。

オンチを克服するには例えば特定の１曲だけ繰り返し歌ってもダメで大事なのは「内的フォードバック」という能力。

要は柔術においてひとつの型だけをひたすら繰り返しても上手くなるのはその型だけ。

でもその型がいくら上手でも技（術理）を身につけることにはならないので応用がきかない。

だから稽古で大事なのは型ではなく技（術理）の感覚をつかむことで、それがこの本で言われる内的フィードバック。

実は私もオンチなのでこの本を読んでオンチは克服できるんだ、とちょっと勇気が湧きました。

もちろんトレーニングしないと意味ないんですけどね。