- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434206726
作品紹介・あらすじ
寡黙な鬼軍人&不器用新妻の癒し系日常ファンタジー、待望の第四弾! 左遷先の田舎で、新妻レーアと共に騒がしくも穏やかな生活を送る優秀な軍人ウリセス。結婚一周年を目前に控えた幸せな二人だったが、入隊希望のじゃじゃ馬娘が家に転がり込んできたのを皮切りに、次々と面倒事が降りかかる。極めつけは、年に一度都からやってくる監査役が、ウリセスを敵視する貴族の息がかかった曲者で……妊娠中の妻からあらゆる心配を除くため、鬼軍人は部下と家族の力を借りて、獅子奮迅の働きを開始する!
感想・レビュー・書評
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左遷された先で結婚した妻レーアの妊娠が分かり彼女のお腹が大きくなる様子に戸惑いつつも幸せを感じているウリセス。穏やかな生活の中に台風のような少女フィオレが乱入してくる。両親のいないフィオレは幼い弟のためにと軍に入ることを希望し、彼女のためにレーアが文字や計算を教えることに。そして軍には夏の監査のために中央から監査官がやってくることになり、ウリセスはその監査官の中に抜け目のならない人物パトリツィオと相対することになる。パトリツィオの思惑が読めないまま、監査が進む中、彼の希望で何故か急遽、選抜勝ち抜き戦が行われることとなる。そして、ウリセスの実力を目の当たりにしたパトリツィオはウリセスに自分の正体を明かす。
季節は13年ぶりに蝉の鳴き声が響き渡る夏になっていた。レーアのお腹も大きくなり、無骨で無愛想な連隊長閣下とその妻は穏やかな日々を送っていたところに届けられた中央からの指示。ウリセスはいつも家族の大事な時に側に居られなかったりするよね(笑)けれどレーアはウリセスを信頼してるから、無事に元気な子が生まれてウリセスの帰りを2人で待ち望んでいることでしょう。次巻が楽しみだ。番外編のエルメーテの日記はジャンナ嬢へのエルメーテの気持ちが書かれているので、読めない彼の心が知れて面白かった。あとエルメーテの日記が本編に追いつきそうだ。まぁ、分かりやすくていいけどね。詳細をみるコメント0件をすべて表示