ありふれたチョコレ-ト (1) (アルファポリス文庫)

著者 :
  • アルファポリス
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本棚登録 : 235
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434212093

作品紹介・あらすじ

営業部長兼専務の超イケメン、瀬田聡司のパシリとなり数年、本人の意思とは裏腹に、「瀬田係」として周囲に認められてきた相馬茅乃。だが、瀬田には社長令嬢との縁談があり、常に彼の傍らにいる茅乃は、社長とその娘から見れば邪魔そのもの。とうとう自分が僻地に飛ばされるという噂を聞いた茅乃は、自分の想いに蓋をし、自ら遠く離れた地へと異動希望を出す。けれど瀬田は、茅乃が離れることを許してくれなくて――。大人気のエンタメ恋愛小説、待望の文庫化!!

感想・レビュー・書評

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  • べったりとした恋愛話が読みたくなって思いついたのがコレ。

    そこそこな規模の企業で、営業部長と専務を兼務するハイスペック上司、瀬田。
    入社以来、瀬田係としてスパルタな教育と業務に耐えてきた茅乃。
    多忙な瀬田係のお陰で飲み会にも参加出来ず、お局街道まっしぐら。
    そんな中、瀬田を社長婿に迎えるため、お邪魔な茅乃を転勤させるという噂が。

    自己評価が低い茅乃と、何とか茅乃を公私共に囲い込みたいオレサマ上司。
    これ、自己評価低いの、瀬田のせいじゃね?
    もっと褒めたげてー。
    茅乃の心の声に共感しつつ、テンポよく読んだ。
    この男、面倒いなー。

  • 「いいかげんな夜食」の作者だな...と読み始めたら、
    ストーリーがほぼ同じだった(^ ^;

    じらし・ずらし・ばらし満載の王道ラブコメ(^ ^
    「金あるなら、興信所使えよ!!」とか、
    「実は親の言うこと良く聞くいい子じゃん」とか、
    ツッコミどころは所々あれど...
    全体的には面白く一気読みできる(^ ^

    ただ、あまりにも「夜食」と同じようなので
    その分☆一つマイナス(^ ^;

  • イケメン上司からの猛プッシュ?!困るわ!私も彼の事が好きだけど
    出世の妨げになりたくないから、恋愛関係にはなれないのよ

    まさか彼が大会社の御曹司だったなんて!出世の事は関係なくなったけど、彼の役に立つ自信がないから、やっぱり着いては行けないわ

    彼は仕事の為に渡米、その会社の日本支店で中途採用の、試験を受けたら好成績で合格!就職決定

    えっ!まさか彼がこの支店に来るなんて!!
    判ったわ、あなたと一緒に本社へ行くわ~大団円~



    ・・・何だそりゃ!!!!!!
    もう主人公の相馬茅乃が何をしたいのか、さっぱり判らない

    本気で関係を持ちたくないなら、ニアミスの可能性の有る日本支社に就職なんて、ありえないだろうに

    ちょっと強引で仕事の出来るイケメン御曹司に、追いかけられたくて、イヤイヤ言ってる、かまってちゃんにしか見えない

    仕事出来る設定の割に、無駄に自己評価が低い為、ずっとぐちぐち言ってるだけのモノローグは、読まなくても話に支障なさそうなので、すっ飛ばしたくなる。

  • 社長婿と名高い上司にこき使われ、今に至る。

    何だか大変そうな仕事のこき使われ具合ですし
    背後のチョコレートはどう処分しているのか等
    気になる所満載です。
    お約束のように、後で上司の背後も出てきますが
    社長の娘、まったく動いていない事も判明。
    動かなさすぎです。

    後で更なる有能さが分かる状態が出てきますが
    よくこれでコンビニバイトで来たな、と。
    確かに、する事多々、ですが。

  • 5年仕事で仕込まれて1年も行方不明(雲隠れ)するなんて
    しかも1冊でかなり話しが進んだなぁ〜
    でも凄腕上司に扱かれたらそこら辺の会社じゃ〜手に余っちゃうよね〜
    でも無事再会、婚約して、渡米約束して良かった〜

  • 営業部長兼専務の超イケメン、瀬田総司のパシリとなり数年、本人の意志とは裏腹に、「瀬田係」として周囲に認められてきた相馬茅乃。だが、瀬谷には社長令嬢との縁談があり、常に彼の傍らにいる茅乃は、社長とその娘から見れば邪魔そのもの。とうとう自分が僻地に飛ばされるという噂を聞いた茅乃は、自分の想いに蓋をし、自ら遠く離れた地へと異動希望を出す。けれど瀬田は、茅乃が離れることを許してくれなくて――。ネットで爆発的人気のエンタメ小説、待望の書籍化!!
    (2013年)
    — 目次 —
    ありふれたチョコレート1
    書き下ろし番外編 料理の腕前は…?

  • ジャットコースターに乗っている気分で読めた。
    面白かった。
    読み終えてカバーを外し、表紙の絵に驚いた。
    こんな絵が描かれていたのか

  • どこかで読んだようなこの設定。イケメンの御曹司と普通のお嬢さんが主人公。チョコレート屋さんとか洋菓子屋のお仕事小説かと思いきや、これはラブストーリーでした。世界的企業の御曹司の瀬田と瀬田係として徹底的に仕込まれた相馬茅乃。瀬田は茅乃を仕事のパートナーだけでなく生涯の伴侶として望む。逃げ出す茅乃に追いかける瀬田。そして、茅乃は瀬田の会社の名古屋支社の採用試験に。「名古屋支社採用の事務員を本社専務付に昇任させる」面接とごり押し。拒否権なしの瀬田係奪回の巻。普通のありふれたチョコレートのような女性が好きだとさ。

  • ありえないようなシンデレラストーリー。そこまで彼氏に思われていたら大したもの。「ありふれたチョコ」として自己評価の低い主人公設定は、「いい加減な夜食」シリーズと同じ。逃げる主人公、追う上司。

  • 自分には力があり、周囲の人間もそれを認めているのに、本人が一番それをわかっていないなんて事は、自分も含めてよくある事だと思う。自分の実力やテリトリーからはみ出ると、『出る杭は打たれる』が如くぺしゃんこにされかねない。かといって、半ば意固地になっているかのように、私には実力も自信もなく、ここが限界ですと周囲に言い続けるのも違うような気もする。それは、実力を認めてくれている周囲の人にも失礼ではないかとも思う。適度に人の声に耳を傾けて、時々受け入れてみることが出来たらいいのかもしれない。

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著者プロフィール

2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」にて出版デビューに至る。他著書に「居酒屋ぼったくり」(アルファポリス)他、「幸腹な百貨店」(講談社)、「放課後の厨房男子」(幻冬舎)などがある。

「2020年 『居酒屋ぼったくり5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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