ホテルラフレシアで朝食を (レジーナ文庫 レジーナブックス)

著者 :
  • アルファポリス
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本棚登録 : 7
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434240751

作品紹介・あらすじ

ひょんなことから異世界トリップした女子高生の安奈。けれど心優しい夫婦に拾われ、今は港町の小さなホテル「ラフレシア」の看板娘アンジェリカとして毎日忙しく働いている。そんなある日、町に巨大なリゾートホテルができた。すると客はどんどんそちらに流れてしまい、ラフレシアには連日閑古鳥が鳴く始末……そこでアンジェリカは、前世の記憶を生かして料理の力でホテルを再建することに。まず日本でおなじみの冷た~い甘味を提供したら大ヒット! これで知名度も上がり宿泊客も増えるはず……と思った矢先、なんとライバルホテルも異世界にはないはずの食べ物で対抗してきて――!? 文庫だけの書き下ろし番外編も収録!

感想・レビュー・書評

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  • 恋愛要素はほぼなしの異世界トリップもの。
    序盤はそこそこ重そうな展開からの、ほっこり暖かくなる感じのお話でした。
    序盤はゆったり、後半は若干駆け足気味な印象で、終盤はもうちょっと
    続いてほしかったような気もしてました。
    その世界にはない、いわゆるチート知識で何とかするタイプですが、
    個人的には結構好きです。
    それまでに積み重ねたものが、ある日突然特別になる感じがとてもいい。
    自分を助けてくれた彼とか、同じ世界出身の彼が、どういう原理で
    そこに存在するのか、という謎も気になったりはしますが、
    メインはそっちじゃないから、いいかな…っと。
    日本文化っていいな~って思います。

  • 違う世界に来たと思ったら、馬車の前に
    放りだされた主人公。
    その体は、小さくなっていた。

    異世界トリップ、というより、魂だけ、な感じです。
    妙な男に死ぬ思いを体験させられるわ(?)
    その男はストーカーとして引っ付いているわ。
    まぁ大事な収入源、でもありますが。

    ホテル経営をしている義父母の手伝いを…と
    暮らしていたら、近場に大きな娯楽施設付ホテル。
    ネズミの国な感じかな? という気もしますが
    さすがにあそこまで、ではないでしょう。
    そのうち経営者がどういう人物なのか、は
    分かってくるのですが、経営戦略を考える主人公。
    料理も大事ですが、確かにここはホテル。

    ホテルのいざこざ、というよりは、主人公の心構え?
    成長もの、という感じでした。
    ライバルホテルとの確執っぽいものも特になく。
    そういう解決の仕方でいいのか!? と
    突っ込みたい事件内容でした。

    読みやすかったですが、わくわく感はなく
    安定のある中身でした。

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著者プロフィール

2014年、相坂桃花名義にて執筆活動を開始。暑さに弱い冬生まれ、ハッピーエンド好き。他名義でも活動中。

「2018年 『お嬢、メイドになる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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