- Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434301124
作品紹介・あらすじ
江戸の料理屋「千川」で料理人として働くきよ。久しぶりに再会した父にも料理の道を進むことを認められ、一層精進していこうと気合を入れ直した今、気になるのは「千川」の次男坊・彦之助。心を入れ替え、真摯に料理に向き合う彼の姿に刺激を受け、きよもまたさらなる飛躍を目指す。時に弱気になるけれど、それでも板場の席は譲らない。すべてはお客の笑顔のために。身も心も癒される食と人情の物語、きよの躍進眩しい第三弾!
感想・レビュー・書評
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「鰹の刺身と納豆汁」
長い道のりをやってきた。
元気に頑張って過ごしているだけならいいが、不安になる様な一言を見つけたら出向きたくもなるだろうな。
「賄い談義」
精のつくものを出したい。
美味しいものを食べて欲しいという気持ちは有難いが、そのせいで売上に問題が出たら意味が無いだろうな。
「はなの嫁入り」
見知らぬ相手の元へ嫁ぐ。
想い人がいるから無理だと素直に伝えたとしても、それを聞いて考え直してもらえるか分からないもんな。
「神崎の怪我」
一人暮らをしているから。
近所付き合いが多い場所で良き隣人として暮らしていれば、毎日は難しくとも誰かが日々助けてくれたかも。
「新たな取り組み」
褒美として渡したいもの。
今までも無茶なお願いを引き受けてきたが、何でも断らずに請け負ってきたからこそ頼りにされたのかもな。 -
千川の皆の仲もどんどん良くなって、きよのやる気も上がっていてと明るい雰囲気。
無理難題を押し付けられる事も多いけど、皆で解決策を探る感じも仲良くて良いなと思います。後ろ向き過ぎるきよを周りの皆が自信を付けさせようとしてくれていたりと、良い人達ばかりで嬉しい。 -
はなちゃんのお嫁入りのエピソードが良かったです。
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2023年4月22日
自信のない引っ込み過ぎにもやもや。
それでも料理や味付けに関しては天性のものをもち、そこには
譲れないものがある。
頼りにされるし、ある面負けず嫌い。
なんか彦之助と所帯を持つ予感。 -
これでもかと一気飲み。面白かった〜。
題材とかテーマとか展開は、別著者のあれとかあれとかを思い出さんこともないけど(失礼)でもやっぱり著者の味がめっちゃある。著者の本はいつ読んでもほっこりできるからとても好き。料理ができる人はええなあ… -
第三弾
久しぶりの父との対面、情を感じる
その他きよの精進? -
時代料理小説の第三弾。おきよの弟や千川の主人の次男彦之助がかなりの成長をとげ料理も上手くなっていく。おきよとライバル関係がとても良い。今後益々面白くなっていきそう。