- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784469012279
作品紹介・あらすじ
映画・芝居の別れの名文句、失った愛の詩、名高い辞世の句、墓碑銘の傑作…様々なにこめられた人生の真実・哀歓・ユーモアを英米仏の文化に探った、香り高い別れの言葉事典。
感想・レビュー・書評
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数々の文学作品、演劇、映画、手紙、墓碑銘などから、「死」「別れ」「終わり」をめぐる言葉を集めた事典。文豪の作品からの引用だけではなく、作者不明のものや、歴史的な演説の一節なども盛り込まれています。
ぱらぱらとめくりながらお気に入りの言葉を見つけるのも良し、索引から好きな作家の言葉を引いてみるのも良し。人生のどこかで必ず訪れる「さようなら」に、一度ゆっくりと向き合ってみませんか。
(情報理工学院 B2)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フランス文学翻訳者として知られる窪田般弥氏の翻訳本は、何冊も読んだことがあります。
映画や詩歌、辞世の句や遺書、墓碑銘など、さまざまな別れの言葉を紹介している本。
著者2名がフランスと英米とで担当を分けており、データはその3国に絞られています。
訳と原文に解説をくわえてひとまとまり。
ただ、別れの言葉だけをピックアップしているため、解説で説明されていても、ピンとこないものも多いです。
別れと一言で言っても、さまざまな別れがあるため、もっと「恋愛」「死」などテーマ別に分けてまとめた方が読みやすいのではないかと感じます。
研究家2名の専門下の言葉の紹介ですが、全体的に文芸的で、自分でも使ってみようという気にはなりません。ひたすら言葉が紹介されていくので、退屈感も出てきました。
こういう言葉集は割と好きですが、どうも乗り切れなかった一冊。学問としてフランス文学、英米文学に触れている学生には好まれそうです。
実用性を意識した使える別れの言葉集になっていたら、もっと楽しめるのにと思いました。 -
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BN03476170