今西錦司と自然 (日本の伝記 知のパイオニア)

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  • 玉川大学出版部
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784472060229

作品紹介・あらすじ

今西錦司は、明治時代の京都に生まれ、平成にかけて活躍した生態学者で、登山家、探検家、そして日本の霊長類学のパイオニアです。自然が好きで、生物の生態、種、社会に興味をもち、多くの業績を残しました。「すみわけ」を発見し「自然学」を唱えた今西が、自然とは何かを追究しつづけた生涯を、自ら語ります。

感想・レビュー・書評

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  • 一人称で書かれた伝記。
    昆虫採集、登山、探検のパイオニア。
    自然を深い眼差しで観察しつづけた人。
    カゲロウの幼虫研究から「すみわけ」という言葉を提唱した人。
    子どもむけではあるが、その一生が凝縮された一冊。その後に続く名だたる研究者たち、仲間たちの名前も登場して、壮大な知と自然探求の世界へ誘われる。

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著者プロフィール

1945年和歌山県生まれ。京都大学農学部農林生物学科と教育学部を卒業。山岳部で7年間活動し、京大学士山岳会に入る。1971年から毎日新聞記者を33年間つとめ、ヒマラヤ、チベット、南極、北極圏などでも取材した。2004年、国立の総合地球環境学研究所教授(研究推進センター長)。6年間つとめ、フリーの著述・旅行家に。著書に『今西錦司ー自然を求めて』(松籟社)、『今西錦司伝』(ミネルヴァ書房)。編著に『初登山-今西錦司初期山岳著作集』(ナカニシヤ出版)。共著に今西錦司編『ヒマラヤへの道』(中央公論社)、『増補版今西錦司全集別巻』(講談社)、『フォト・ドキュメント 今西錦司』(国際花と緑の博覧会協会)。ほかに『チベット旅情-カンペンチン初登頂』(芙蓉書房)、『京大人文研』(創隆社)、『京の北山ものがたり』(松籟社)、『メタセコイアー昭和天皇の愛した木』(中公新書)、『南極発・地球環境レポート』(同)がある。

「2022年 『今西錦司と自然』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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