日本の絵本 100年100人100冊

著者 :
  • 玉川大学出版部
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784472120145

作品紹介・あらすじ

日本は絵本大国です。半世紀以上売れ続けるロングセラ
ーもある一方で、1年で1000冊の新刊が出版されています。
その日本で100年間に出版された100冊の絵本と画家100
人を選び紹介。選者で解説は雑誌などで年間300冊ほどの
レビューを執筆している絵本評論家の広松由希子氏。日本
の絵本の素晴らしさにあらためて感動します。

感想・レビュー・書評

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  • ◆Poche◆ きまぐれ絵本家 広松由希子のHP
    http://www.y-poche.com/

    日本の絵本 100年100人100冊 広松 由希子(著) - 玉川大学出版部 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784472120145

  • 大正から平成期までの約100年の間に、
    出版された絵本100冊と描いた100人の絵本画家を紹介。
    見開きに1冊、カラー画像での絵本の紹介、出版年、作者名。
    出版社等のデータ。解説での構成。
    絵本年譜(1870-2020)、索引、参考文献有り。
    絵本画家の絵とデザインで選んだ、100の絵本紹介本です。
    著者の嗜好多めの選書なので、これをたたき台にして、
    絵本の世界を広げてほしいとのこと。
    確かに、子どもの好みや読み聞かせに使う本とは、違う、
    絵とデザインを注視するという観点での、選書。
    自分の好みとは異なるけど、説明は大いに参考になります。
    また、あの絵本ではなく、この絵本を選ぶ?という疑問は、
    選んだ紙や技法、制作過程の説明で驚くと同時に、納得。
    かつて『鳥の島』を読んだとき、この立体感は粘土かと、
    刮目したことを、思い出させてくれました。
    そして、大正期~昭和戦前の、名立たる画家たちの
    デザインは斬新で、今見ても新鮮です。

  • 絵本にふさわしい大型本。
    ただし、100冊の厚みと重みあり。

    わりと古い絵本も知っていた気になっていたが、知らないものも多く、新しい発見である。
    そして、最近のものは昔とはずいぶん違うテイスト、感性の違いに驚かされる。

    加古里子、長新太あたりが子どもに読み聞かせた頃にリンクするし、今もたまに手に取るとホッとする。

  • 100年の絵本図鑑
    日本と世界の年表も載っていて
    へぇ~と歴史がひと目でわかる。
    100年前の絵本はカタカナで歴史を感じた。

  • ピータラビットの出版は1902年、20世紀の激動とともに児童絵本は発展。子供に甘く絵が上手い民族性の日本も遅れを取っていない/1912から大正3冊、昭和前期8冊、占領軍検閲時代(そう書いてある)3冊/1950年「岩波少年文庫」(当初は欧米児童書の翻訳)創設の3年後、「岩波の子どもの本」24冊のうち日本の話は2巻だけ/56年4月、福音館月刊「こどものとも」各作者冒険的創作絵本の意義は限りなく大きい/50年代後期4冊、60年代19冊、70年代17冊。80年代15冊、90年代14冊、00代10冊、平成震災後4冊

  • 貸出状況はこちらから確認してください↓
    https://libopac.kamakura-u.ac.jp/webopac/BB00304064

  • 日本の様々な絵本についてフルカラー、見開きで1冊が紹介されている。

  • 読んだことのない本ばかり。
    絵本、読まなかったかな?

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著者プロフィール

1963年生まれ。編集者、文庫主宰、ちひろ美術館学芸部長を経てフリーランスとなり、絵本の評論、翻訳、展示企画、新聞・雑誌で絵本の記事執筆などを手がけている。ボローニャ国際絵本原画展、ブラチスラバ世界絵本原画展(BIB)などの国際審査員を歴任。立教大学、武蔵野大学、横浜美術大学講師。著書に『きょうの絵本、あしたの絵本』(文化出版局)など、絵本の作家として『おかえりたまご』(アリス館)『おめでとう』(講談社)など、絵本翻訳に『はしれ、トト』(文化出版局、日本絵本賞翻訳絵本賞)『ヒキガエルがいく』(岩波書店)などがある。2020年より新宿区市ヶ谷で絵本とごはんのスペース83goccoを共同主宰。

「2021年 『日本の絵本 100年100人100冊』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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