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- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784473039910
作品紹介・あらすじ
〈卒寿を迎えた裏千家大宗匠の自伝風随想集〉
〈家族、友人、師匠、最愛の伴侶…多くの出会いと別れを経て、「今」を想う〉
裏千家十五代・鵬雲斎玄室大宗匠が平成21年から26年にかけて書きためてきた原稿を、少年時代から近年に至る貴重な写真とともに収録した自伝風随想集。六歳六月六日の稽古始めから筆を起こし、祖母のもとでの茶の湯との出会い、家元後嗣としての自覚、東京遊学の夢もついえての学生生活、海軍での日々と復員、厳しい僧堂生活、初渡米と結婚、世界をまたにかける茶道行脚と文化交流、その間の懐かしい人たちとの出会い、そして最愛の伴侶との別離…と、九十年に及ぶ人間味あふれる波乱万丈の歩みが、時に時代への警鐘を鳴らしながら綴られます。数々のエピソードに、八十代半ばから九十代にいたる老いの境涯ならではの新しい視点を加えた、赤裸々な回想記となっています。