- Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
- / ISBN・EAN: 9784473042996
作品紹介・あらすじ
〈「あのビル、なんで頭がナナメなの?」子どものギモンに答えられますか?〉
〈建築、都市計画、まちづくりを学ぶ「はじめの一歩」〉
てっぺんが斜めに切れているビルや、高層ビルの足下につくられたオープンスペースなど、町にはさまざまな法のルールによって「必然的にそうなった」建物や場所があります。そういった「町を形作る理由・しくみ」にスポットをあて、教師と生徒による質問形式の文と図版で、どのようなルールやからくりがそこに存在しているかをわかりやすく解説します。東京(江戸)の話、日本の都市特有の話、世界に共通する普遍的な話、ほか京都の話など、テーマを設定し章分け。「社会科の副教材」を意図し、小学校高学年程度から読める内容で、大人の知識欲も満たします。監修には都市計画・まちづくりの専門家を招へい。
元建築家のイラストレーターによる、架空の町の精緻なパノラマイラストも必見です。
感想・レビュー・書評
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背ラベル:518.8-タ
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日本の町の特徴、町のつくり、東京の仕組みと歴史、都会と郊外、規制と緩和、建物、公園、広場、道路、治水、京都、などなどをQ&Aで説き示す。
町を見れば社会問題もあぶり出る。道を歩くのが楽しくなり、町を身近に感じられる本。面白い! -
見慣れてしまっていた景色が、しくみか分かると違ってみえるかも。
子どもと読むもヨシ、自分で読むもヨシ。
さっと読めて、深く調べる種が詰まっている感じ。 -
日本の街の成り立ち、問題点がわかりやすく解説されていて良かった…!
東京に住んでる人は特に楽しめる本。
痒いところに手が届く、網羅されている感が良い。 -
日本のまちのつくり、不思議な形の道路や建物についての「どうして?」を、生徒と先生のQ&Aの形で分かりやすく解説している本。
江戸時代からの歴史や、高度成長期の大変化、法規制等々、普段目にしているまちのあちこちに事情があるんだなと思って、面白かった。
東京のまちのつくりについての言及が多かったので、実際にその場所に行ってみたくなった。 -
九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1334695 -
都市の成り立ちの基礎がわかる。
簡潔にまとまっているからサクサク進む。
入門にはいい感じ。 -
「看板が多いのはなぜ?」「なぜ空き家を壊さないの?」などまちに関する素朴な疑問を解決できる本。
現代日本のまちづくり本かと思いきや、江戸時代、戦後、高度経済成長期など歴史と深く関係があり、面白く読めました。
「看板が多いのはなぜ?」…高さ4m以下の看板は、各自治体に任せることになっているため、比較的簡単に作ることができるから。(景観保護の対象になっている地域は規制が厳しい)
「なぜ空き家を壊さないの?」…解体にお金がかかる、空き地よりも家が立っている税金が安いから。
NDC 518.8 -
都市学を学んできた身として改めておさらいしてみようと思って読んだところ、ほぼ知っている内容だった。街の見方もかわるし入門書にはいいかも。
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今見ている街になるまでの、建築法とか歴史とかがざっとわかる本。ちょっとアレ?って思う町並みには理由があるんですね。
江戸の街づくりでは大通りが富士山、筑波山の方を向いて作ってあるとか、へーっと思うとこもあり。
私は散歩がてら暗渠を見つけるのが、好きなので、これにも取り上げられてて嬉しかったです。