竹幽文庫の香道伝書 香道調度図・香道籬之菊

著者 : 矢野環 岩坪健 福田智子

• 淡交社 (2020年2月28日発売)

作品紹介・あらすじ

〈本邦初公開の組香約100種を紹介〉
〈カラー挿絵で見られる江戸時代の香道具〉

『香道籬之菊』は矢野環氏の「竹幽文庫」に架蔵される香道伝書一式で、香道籬之菊（全6冊）のほか、源氏千種香（全3冊）、香道調度図（1冊）、截紙傳受七箇條（1冊）、香道賤家梅秘記（1冊）、切紙七種からなります。本書では、『香道籬之菊』の中から、とくに文学作品（和歌・源氏物語）に依拠する組香約100種を取り上げ、「竹幽本組香の方法」として実践法を示します。
江戸時代に使われていた香道具の挿絵が美しい『香道調度図』はカラーで収録し、全部を翻刻。『香道蘭之園』（210種収録）と重なるものがないことから、ここに取り上げる組香は本邦初公開のものとなります。

著者プロフィール

同志社大学文化情報学部教授

「2020年 『香道調度図・香道籬之菊』 で使われていた紹介文から引用しています。」