元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術[第2版]

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478000694

感想・レビュー・書評

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  • 全ての法学初習者にぜひとも薦めたい一冊。
    法律の勉強の仕方とか条文の読み方とか、法律を学ぶ上でいちいち人には訊いてられないけど誰かに教えてもらわないとわからないようなことが沢山書いてある。

    一回生のセミナーの教科書として出会い、感動するとともに担当教授を一気に尊敬の眼差しで見るようになった。

    こういう本を一冊読むと法律を知ってる人と知らん奴の違いがよくわかるようになる。

  • 法律

  • 法律を学ぶとはどういうことなのかを、分かりやすく解説した本です。なお2017年現在、第3版が刊行されているようです。

    いわゆる入門書の入門書と言われるような内容の本で、民法・憲法・行政法の概要についての解説も含んでいますが、「遺言」や「欠缺」といった用語の読み方が紹介されていたり、あるいは法律の文章を読んだり図を描いて整理したりするコツを、噛んで含めるように説明しています。

    法学では、法律の条文を覚えることは重要ではない、と言われます。それでは法学でいったい何を学ぶのかと問うと、「リーガル・マインドとは……」という説明が返ってくるわけですが、法学部出身でない者にとっては、そうした理念的な説明と、法学部の学生が日々学んでいる具体的な内容との関連についてイメージができず、けっきょく法学ではいったい何を学ぶのか具体的には理解できないという結果に終わってしまいます。本書は、そうした法学に入門することができずその手前で立ちすくんでいる読者に、法学で具体的に学んでいることのイメージを教えてくれる本だと言えるように思います。

  • 図書館で借りて読んでみた本です。
    法律に興味を持った人、これから資格試験を受けたいという方が読むのにとても分かりやすくてよい。
    行政書士試験で勉強した内容がとても関わっていました。
    サクサク読めるので、この本で基礎を学んでから、法律の応用力を学んでいくと良いと思いました。

  • 法律勉強の整理に。
    図で書いて整理する。テキストアレンジ。
    民法の基本。読み返す。

  • 法律初学者の私にとって読んでよかった本だと思います。
    その中でも特に法律用語の解説や判例や最新情報の探し方など、読んでよかったと感じました。

  • 「法律を読むセンス…」の前本。
    テクニックが書いてあり、法律初学者には嬉しい。

    法律を暗記科目だと思ってむりやり詰め込む前に、まず基本から確認しよう、というところに胸を衝かれる。難しい問題集だけで慣れたって、基本が疎かだったら土台が崩れる。

    民法、憲法、行政法の勉強の仕方が書いてあり参考になるが、憲法の項目だけはやや癖があるような気がする。「読むセンス」でも、集団的自衛権がどうの、と政治思想を書いていたしねえ。

    最終章の法律の情報源についてのガイドはかなり有用。
    ぜひ再読したい。

  • 【簡易目次】
    第2版刊行に当たって  003
    はじめに(第1版)  004
    目次    [007-021]

    part 1 知識編 
    第01章 ようこそ! 法律の世界へ 023
    第02章 法律の基本ルールを知ろう 031
    第03章 法律学習の基礎知識 047
    第04章 法律のヒエラルキーを知っておこう 085
    第05章 裁判のしくみや判例のことを知ろう 103

    part 2 図解編 
    第06章 法律の全体像をつかむ図解術 123
    第07章 法律への理解を深める図解術 157

    part 3 法律編 
    第08章 民法の読み方・学び方 187
    第09章 憲法の読み方・学び方 223
    第10章 行政法の読み方・学び方 259
    第11章 情報の集め方・使い方 293

    索引  [310-317]
    参考文献  318

  • 丸暗記しやすい法律の基本的な部分の「なぜ?」を示してくれる。
    法律の基本書だけど、法律を少し勉強してから読んだ方が頭に入りやすいと思う。
    私には、まずは実践。からの基本書のやり方が良さそう。

  • わかりやすく、さくさく読める。他の法律系の本読む前に読むと、なんとなく心構えができそう。

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著者プロフィール

元衆議院法制局参事

「2022年 『新法令用語の常識 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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