トヨタはどうやってレクサスを創ったのか―“日本発世界へ”を実現したトヨタの組織能力

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478000793

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  • 経営学の技術が詰まった力作
    ①腹に落ちるまで時間を掛けて議論をする。しかし一度決定すると、その後の動きが早い。途中での方針転換も殆ど無い。
    ②問題発見は、個人に任せられるが、解決に向けてはチームで知恵を出し対応策を練る。見える化。

  • 経営については少し難しいけど勉強にはなった

  • 書籍番号
    M110202-040-9784478000793

  • レクサス開発ストーリー
    小説部分は、学者がかかれているだけに少しわかりにくい(人名などが把握しにくい)
    ただし、レクサス開発の整理についてはさすがで分かりやすい

  • 成功か?失敗なのか?  その答えは未だでない・・・  出版時点での解釈を読み、今と比較すると面白い。

  • レクサスを作った理由が書いてある。後半の仕事ベース、人ベースの話、モチベーションの話が良かった。仕事をすることで成果を上げモチベーションを高める方法は今は無理。仕事が明確ではない。チームで問題解決をすることでモチベーションをあげるのが合っている。

  • 開始:20071111、終了:20071111

    トヨタ自動車の日本におけるレクサスブランドの立ち上げを、開発者のインタビューを中心に解き明かした本。レクサスプロジェクトは、国内営業部の危機感をきっかけに、?「すべてを拾う」組織文化のなかでのプレミアムブランドという新たなコンセプトの確立、?従来の製品と圧倒的な差別化できる技術・デザインの開発、?先行していた米国レクサスを含むブランドの再構築、?従来からある台数至上主義の営業体制から「おもてなし」に象徴される高付加価値サービスの提供への転換など、さまざまな問題を解決してきた。とにかく、トヨタという文化の中で全く別のブランドを立ち上げていく難しさがよく伝わってくる。それでも、レクサスを立ち上げることができたのは、「高級の本質」を追求する理念があり、ぶれることなく、それにこだわり続けたからこそできたことだということがわかる。まずはブランドコンセプトを理解する上でも、リッツカールトンや小笠原流礼法を学ぶことまで行った。まさしく「そこまでやるか」というところである。また、「敵はトヨタだ」という言葉の中にも、異質な文化を創ることの難しさが現れている。その中で、二律双生という言葉は印象に残った。ただし、最初にアメリカでレクサスを立ち上げたときの話を知りたくて手にしたのだが、その点に関してはほとんど記載がなかったのが残念だった。

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著者プロフィール

慶應義塾大学大学院経営管理研究科(ビジネス・スクール)教授。
1973年慶應義塾大学工学部管理工学科卒業、75年同大学院工学研究科修士課程、78年同博士課程修了、84年ハーバード大学経営大学院(ビジネス・スクール)博士課程卒業、同大学より経営学博士号を授与される。1978年慶應義塾大学大学院経営管理研究科助手、85年助教授を経て、94年より現職。
専門は組織行動学、組織とリーダーシップ。

「2010年 『ケースメソッド教授法入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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