すべては戦略からはじまる―会社をよくする戦略思考のフレームワーク
- ダイヤモンド社 (2010年10月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478014561
感想・レビュー・書評
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物語形式で戦略を学ぶという
最近何かと流行っているビジネス小説。
萌え系のような安易なビジュアルで目を引くわけではなく、
著者が戦略について分かりやすさを
真面目に追求してくれている姿がわかり、好印象。
小説の中にも簡単な問題が散りばめられており、
読者にも考えながら学んで欲しいという工夫が見て取れる。
物語の質(面白さ)としては普通で、
面白さだけなら他にもっとよい小説がたくさんあるけれど、
戦略を学ぶという意味においては、
まず最初のとっかかりとして
こういった小説から入るのがよいかもしれない。
または、戦略についてざーっと学んだ人の復習用とか。
合わせて、色んなフレームワークが、
どんなときに使うのか分かりやすく書かれていて参考になった。
勉強したとこ、たくさんありました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マーケティングの概念を総復習しながら、楽しく読める。加えて、簡単な4択が随所に散りばめられているので、知識の確認にも役に立つ感じ。内容は小説チックに進んでいくのだが、ウチの会社は登場する会社のような戦略を立てているのか非常に不安になった。。。
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オーソドックスな経営戦略論を、ゲームソフト開発会社を対象にして、物語形式で展開。
マーケティングの4P、SWOT分析、セグメンテーション、組織論からモチベーション理論まで、基本的なマーケティング+経営論は、ざっと触れている。
ただ、自社のコア・コンピタンスも不明瞭な大半の中小企業において、実践できるレベルのものではない。(否定的な意味ではありません)
経営学を学び始めた大学生や、コンサルタントを目指し始めた方に向いている本だと思います。 -
会社の再建のために出向してきた今井慎也、高嶺舞が会社の再建に向けて戦略をたて、実行していくビジネス小説
戦略思考を学べる1冊 -
物語で基本的な知識が身につく
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これは面白い!物語調だからすーっと入ってくる。オーソドックスな分析方法はすべて網羅されてる気がする
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ゲームメーカーの再建小説で戦略立案の教科書。戦略立案のどの段階でどのフレーム(3CやSWOTなど)を使えば良いかが、話の展開に沿って示され解りやすい。主人公の女性コンサルとアシスタントの後輩男子VS守旧派の構図も身近に有りそうで、ビジネス小説としても愉しめる。フレームワークを学び初めた方の必読書。
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フレームワークの説明や使い方に関する解説はわかりやすかったのだが、社内の権力闘争や恋愛模様は浅はかで不要だったと思う。
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戦略について広く浅く学ぶにはちょうどいいかな。ストーリーはかなりベタだと思います。