- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478020937
作品紹介・あらすじ
三〇年以上にわたって海外の大学や企業から高い信頼を得つづけている山本秀策特許事務所。日本をはるか先行する世界とわたり合ってきたプロフェッショナルならではの仕事への心構えとスピードとクオリティで海外をも圧倒する方法論、そして、知財戦略を誤り続ける日本への提言。
感想・レビュー・書評
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日本トップの山本秀策事務所のポリシーが伺える本。日本の知財戦略自体にも言及するなど、その考えは深い。知財の立て直しが必要と感じている方に一読を薦めたい。ダメダメ日本への立て直し提言としての内容もあり、読んでいると元気が出る。
注目点
・少数意見でも、より妥当であれば、その意見を採用する。
・英語は、ペラペラ話せても、日本人の顔をした、どっちつかずの人間になってしまう。
・書類の字面だけでなく、その向こうにあるものも読み取る。
・世界のどこにいても、オフィスにいるのと同じクオリティで仕事が出来るようになる。
・2月と8月の二週間ずつ、浜名湖のリゾートマンションで過ごす。
・2回判断してはダメ。
・多数決は取らない。大勢の意見なんて、しょせんはどうでもいいような結論だから。
・知財部門は経営者と直結した関係でないと事業とつながらない。
・事業方針と知財の開発方針の整合が取れていなかったら、どれだけ特許を取っても意味がない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
山本氏の半生が読みやすくまとめられていて、また、先進国として今後の日本が目指すべきビジネスモデルが知財のマネジメントと絡めて示されている。
読みやすく、かつ、内容も良い。 -
とある特許事務所の単なる宣伝。あまり良い評判は聞かない所なので、その揉み消しか⁈
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山本秀策氏の仕事、生き方についての話から知財に関する日本の現状や問題点に言及し、その解決ための課題も提示している。具体的には特許法35条(職務発明について)や同73条(共有に係る特許権について)などである。
知的財産での成長戦略を考える本とするには物足りないが、単純に読み物として山本氏の生き方が大変勉強になると感じた。
自分も知的財産に関わり活躍する人材となれるよう、知識の習得、及び山本氏がより重要視する人間性(正直、素直、謙虚)の涵養に努めたいと思う。 -
著者がある特許事務所の所長を褒めちぎる本。
考え方に同意できるところと同意できないところがあるのは仕方ないが、筆者がその所長の言うことが全て正しいような書き方をするので少し抵抗があった。 -
【配置場所】特集コーナー【請求記号】507.23||N【資料ID】91132462
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事務所のことが中心です。ダイヤモンド社なのに?