- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478025093
作品紹介・あらすじ
マーケットで正しい振る舞い方をするには、正しく考えることが必要だ。適切な投資行動は適切な思考回路に裏付けされる。マーケットの暗闇の中で、一歩先に踏み出すためには足元を照らす一筋の光明が必要だ。証券界の第一人者、気鋭のストラテジストが贈る値千金の提言書。
感想・レビュー・書評
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著者の広木さんはロマンチストである
文中のいたるところで相場とは関係のない話を挟んでくるのだがどれも詩的
相場は理屈だけでは語れない
理屈のところは論理的思考で考える
理屈じゃない部分は、感性が大事
P.227より引用
ストラテジストとして長くマーケットを生き抜いてきた著者が到達した境地は文中にも度々登場している将棋の羽生名人と似ているかもしれない
論理的に考えて考えて…行き着いた先は感性の必要性
逆に言うとアベノミクスの流れから始めた投資初心者にとって『手っ取り早く知りたい情報』を求めている人にはまったく的はずれな本だとも言えそうです詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あいかわらずの広木節で面白いです。
ポイントは、理論的にはもっともらしいことでも、相場はその通りにならないことのほうが多い、ということ。 -
バリュー株と小型株は市場平均に勝つ。ただしみんなに注目されてから買うこと。小型+割安+モメンタム=動き出してから。
失ってわかる利益確定のタイミングの難しさ。トレイリングストップを使う。最大儲け幅の20%を目安に。
「禁断の市場」「紙の約束」「偶然とは何か」 -
ウィンストン・チャーチル
「悲観主義者はすべての好機の中に困難を見つけられるが、楽観主義者はすべての困難の中に好機を見いだす」
哲学者アラン
「悲観主義者は気分だが、楽観主義は意志である」
ボストン・テラン
「下を向いていたら、小銭はいっぱい拾えるかもしれん。だけど、本気で何者かになるちもりなら、眼の照準はちゃんと眼の高さに据えておくことだ」
年率10%のリターンを30年続けるなんていう、非現実的な話より、10年に一度くるバブルで徹底的に儲けて、やはり10年に一度くるバブル崩壊でできるだけ損失を軽微にとどめることに全身全霊を集中するほうがよほど実際の肌感覚に合う。 -
マネックス証券、チーフストラテジストの広木さんの著書。
どの銘柄が儲かるかということが書かれているのではなく、投資の考え方が記載されている。
将棋の羽生善治の著書「」を複数引用し、彼自身が相場には対局感が重要であるということを読者に伝えたかったのではないか。
読み物として、また読んでみたくなる本。
過去の自分のレポートをきちんと分析しているのには、好感が持てる。 -
2013-08-13