議員秘書だけが知っている キーパーソンを味方につける技術

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 72
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478026656

作品紹介・あらすじ

人の心をつかみ、誰からも好かれる方法とは?

感想・レビュー・書評

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  • 国会議員の秘書の仕事は特殊な様だが実は我々の仕事にも通じる事とがあるなと感じた。

    しかし責任についての考え方や取り方は普通に仕事をする世界では考えられない。
    正直、毎日朝から昼までボス(国会議員)の手となり影となり身を粉にして働いても収入も規定で決められている事を考えると割に合わないように感じるが、法律の作成をはじめ、日本の中枢でハンドリングの一端をになる事が出来る事や議員秘書として普段は合う事が出来ない様なリーダや実力者などと人脈を構築する事が出来る事なと、我々のような普通の会社員が体験できないことについてやりがいがある事も分かった。

    一番なるほど思ったのは、ボスからの具体的な指示は絶対に出ない。なので、その漠然とした指示の意図を読んで120%の案を3つ準備すると言う話。
    それを聞き自分よりももっと大変な立場でも結果を出す人がいる。自分達の職場はボスに不明点を聞く事は出来るので利用しない手はない。と痛感した。

    印象に残った言葉
    ・自分の評価は他人がするのもです
    ・言い訳はしない。責任を負う最大のメリットは、相手に「恩」を売れる事
    ・目の前の仕事をやり遂げられない人が、走りながら考えることなどできない。
    ・相手をその気にさせるパフォーマンスは「相手の心に配慮した礼儀である」
    ・人間関係にトラブルが生じた時は、くだらないメンツにこだわらず自分から修復のための行動を起こすのが鉄則。
    ・そつがない=気が利く、と思われたら評価はうなぎ登り
    ・仕事はスピードは命。素晴らしいアウトプットと思っても、そう感じない人がいる。しかしスピードは万人が感じる事。
    ・ピンチの時ほどオドオドしない。それだけでも信頼度が高まる。
    ・最後は自分一人であると言う意識を持たなければなりません。
    ・会社に「夢」を持っているからこそ頑張れる。仕事をするうえで「夢」の存在を忘れてはいけない。

  • ケンカしない、泥をかぶる

  • 筆者は衆議院議員秘書、大手企業役員を歴任され、コラムニスト、経営コンサルタントなどとして幅広くご活躍されています。

    本書では、仕事上の人間関係を良くして成果を上げるための方法を、秘書時代のご経験をもとに紹介しています。

    秘書ならではの人間関係のつくりかた
    議員秘書のミッションは「議員の当選」。

    当たり前ですが、議員が選挙で勝つためには票の獲得が必要です。

    そのために、有権者や地元の支持者などの信頼を勝ち取る必要があります。

    秘書は議員をサポートし、早朝から深夜まで猛烈に働くのだそうです。

    票の獲得と聞くと、ごますりのようなことをイメージされた方も中にはいるかもしれません。

    しかし実際はそうではなく、秘書はいつも誠実に、一挙手一投足に気を配るといいます。

    ・表情や声のトーンを意識する(第一印象の重要性)
    ・依頼された仕事に対し、120%の回答を3つ準備する
    ・言い訳をせず、自分で責任を追う

    著者は、秘書にとって最も重要な素質のことを「人間関係構築力」と呼んでいます。

    人間関係構築力というのは、付け焼き刃のテクニックで高めたり強くしたりできるものではありません。

    常に相手の立場に配慮をしながら言動や行動に注意を払い、良好な人間関係を築こうとする強い意志と努力が、まず必要です。

    「どんな場合においても、相手から最大の好意を持ってもらえるように行動する技術」なのです。


    周りの人と良好な関係を築きながら、円滑に仕事をしたいと望む方も多いのではないでしょうか。

    私のメンターも、仕事における人間関係のコツを「可愛がられること」と言い、いつも周りの人に喜ばれるような配慮を欠かしません。

    著者が秘書業務を通じて身につけられたコミュニケーションの能力は、あらゆる人にとって大切なものだと感じました。


    私は、事業でより大きな結果をつくるために、自分が影響を受けるメンターの存在が重要だと教わりました。

    経営判断に迷ったときに、私よりも膨大な量の仕事をこなすメンターが、いつも側にいて教えてくれるとは限りません。

    元気よくあいさつをする、報告・連絡・相談を欠かさず行う、教わったことを素直に実践するなどを徹底して、メンターからアドバイスをいただく機会を自分から勝ち取ってきました。

    そして具体的に結果をつくってアピールすることを繰り返してきました

    仕事をする上で大切な人から「力を貸してあげたい」と思われる自分であるか。

    本書はその点でとても学びの多い1冊です。

    私も自分のふるまいを見直し、周りの方々との信頼をさらに深めながら成果を上げていきます。

  • 国会議員秘書という特殊な職業で経験した、人間関係を円滑にするためのテクニックが書かれている。だが、あらためてなるほど!という事はなかった。目的が次の選挙でも必ず当選させる、というものであり、そのためには自ら犠牲になること、嫌われることも厭わないという精神が必要である。

  • 泥をかぶるとか、ブラフとか、、ちょっと調子いい政治秘書さん?
    もっと真っ向からやってる人の方がきっといいと思うのですが、、、

  • 政治家の秘書をしていた著者の体験談が大変面白かったです。

    なぜ秘書は泥をかぶるのか、
    政治家や秘書のスピーチ・テクニック
    政治家が大事な客人にお土産を持参する時、どんなものを選ぶのか
    など、興味深い話がたくさんありました。

  • いろんな意味でステップアップにつながる本。
    多くの方に読んでいただきたい。

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著者プロフィール

コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員。
東京都出身。代議士秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業などの役員を経て現職。
現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/橋本龍太郎元首相夫人)を運営している。NHK、民放のTV出演、協力多数。
また、コラムニストとして、朝日新聞「telling,」「オトナンサー」「アゴラ」「J-cast」で執筆中。著書は『あなたの文章が劇的に変わる5つの方法』(三笠書房)、『頭がいい人の読書術』(すばる舎)など10冊以上。

「2021年 『100万PV連発のコラムニスト直伝「バズる文章」のつくり方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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