ハーバード×MIT流 世界最強の交渉術---信頼関係を壊さずに最大の成果を得る6原則
- ダイヤモンド社 (2015年1月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478027509
作品紹介・あらすじ
新しい交渉のバイブルがついに登場!世界的名著『ハーバード流交渉術』を生んだハーバード・ロースクールの最新の研究・実践成果-ウィン・ウィン型交渉の限界を指摘し、複雑化・高度化する現代の交渉場面に即した具体的アドバイスを提供する。
感想・レビュー・書評
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正直よくわからなかった。ただ、現実の交渉はお互いの手をさらけ出してWIN-WINを目指していこうというわけにはいかないというか、ひとたびそれが難しい状況が起きたらどうするの?というのはその通りと思った。
条件付きの条件提示、議論の軸をずらすこと、論点を複数持ち、それらを組み合わせて交渉すること、共通の利害を見つめるという点は重要。そして、相手にとって何が勝利かをよく考えることもとても大事。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・winwin型の交渉を目指す。
・相手の利益を相手方の身内に説明できるようにしてあげる事がこちらの責任。
・相手にとって悪くなく、こちらにとって願ってもいないことを交渉結果として目指す。
・交渉はゼロサムゲームのように思えるが、
必ず打開策はある。→パイを広げて双方のメリットを考える。
・相手のメリットや付加価値、相手の視点でも考える
・相手にとって悪くない条件で、自分にとっては最高の条件を引き出す
・利益の取り合いではなく、付加価値を創造する
・社内対立を避けるために、仲間を増やす。そのために相手への気遣いを言葉で示す。
・交渉には相手への付加価値をつくる事、winwinの関係をつくることが重要である。
・ほぼ全員の合意形成への努力が必要
・臨機応変に対応する即興力=注意力・柔軟性・予期せぬ事を味方につけようとする意思を身につければ、交渉に有利に働く。
・想定外を想定する。即興に関する研究は、
既成概念に囚われない発想だけでなく、交渉相手の雰囲気・態度・表情などに常に気を配る。
・勝つか負けるかという姿勢を捨てて、お互い力を合わせて価値を創造しようとする
・自分と違う意見を持つ人に対しても感じよく話す。全ての意見に対して尊重する。
・用意した筋書きにこだわり過ぎる事で、ウィンイン型交渉が難しくなる可能性がある。アドリブが切り札かもしれない。 -
プロローグと第1章の途中までは、期待させるに十分な内容だったが・・結局は羊頭狗肉でした。
例えば、各章で具体的な事例を上げているのはいいのだが、どれも最適解を書かず、簡単なまとめに入る。もちろん、ケースバイケースの状況に対処できるように普遍的なまとめ方をしているのだろうが、せっかくの具体的な事例が生かされていないし、読者としてはこの場合にはどう対処するのが正解だったのかという安心材料が欲しいわけで、この辺に本書の限界があるように感じた。
さらに言えば、本書の目指すアプローチであるgood for you, great for meも大雑把に言えばウィンウィンの延長線上の概念だと思う。とはいえ、本書を読めばあえてウィンウィン本は読む必要はないでしょう。 -
この本は今のわたしにはよく分からないので、もう少し読みやすいのを読んでから、またいつか戻ることにしたい。
読みにくい気がする。まずは、ハウツーみたいにまとめられてるものを読んでザックリ理解したい。この前読んだ漫画のやつは少し軽すぎて、面白要素感が強かったので。。
しがらみやら下請け問題やら、解決するためのヒントや、ビジネスマンにとっての基本スキルな気がするので、習得したい。 -
要点と具体例が混ざってて読みづらい。
分配するパイを大きくするための、付加価値を想像する過程という概念を得られた。 -
購入。
交渉する際に気を付けるべき原則を紹介している。
交渉は相手に我慢させてこちらが利益を得るか、その逆か、という単純なものではないということが最初の方に書かれている。双方が分け合うパイをまず大きくすることを考えるとよいようだ。
また、個人の交渉スキルを高めるだけでなく、組織にそのノウハウを蓄積することにも触れていた。
『マネジャーのための交渉の認知心理学』を噛み砕いた内容だと感じた。