- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478066768
感想・レビュー・書評
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いつもながらの情報量だ
歴史的な裏打ちも深く取材の幅も広い
何よりも食べる飲む吸うの内部被曝が問題なのだ
食品中のセシウム137が出す放射線のエネルギーは
体内の分子を結合している力の十万倍もある
プルトニウムならば百万倍だ
医療用X線よりも10倍も100倍も大きいから
分子を粉々に壊してしまうと言う
又日本で言う国連は戦勝国の集まりである
今でも米ソ英仏中だけが拒否権を持っている
国連は危機を煽るのが好きであり核兵器に異常な執着を持っている
ユニセフも「餓鬼児童の救済」キャンペーンを大々的にTVで展開しているが
こんな偽善の前に餓鬼を生み出す兵器と戦争ビジネスを取り締まれとも言う
しかし自分の首を絞める事になる
独占した原発や原爆ビジネスを取り締まることなどできないだろう~詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
福島第一原発事故の調査に結論がでないまま(いくつかの調査委員会の報告はあるが、どれが正しいという結論はでていないという意味で)、国の富が流出するとかいう、国民、国土の安全安心には無関心な理由(それも、原油安でひっくり返るような)から、玄海原発1、2号機、そしてMOX燃料を使用する高浜原発3号機が再稼働した。
最初の原爆開発競争から、原爆、原発がどのような経緯をたどったかという歴史的事実の検証。
核実験、スリーマイル島の事故、チェルノブイリの事故により、どのような被害が起こったかという分析。
さらに、それら事故で流出した放射性物質の量と、それがもたらした健康被害の関連性の評価を行い、その上で、福島原発事故によって、わが国のどのエリアに放射性物質がどのくらい流れて、それがそのような被害をもたらすと考えられるかという分析に基づく告発。
本書が告発していることが本当かどうかは、あと数年たてばはっきりすることだと思う。
いまのその兆候が無いわけではない。
さまざまな、しかし時として放射脳と揶揄されるような方々からの報告がいろいろなところで散見される。
これらが、本当に放射脳なのか、隠蔽された事実なのかは、すぐに明らかになっていくことだと思う。
また、本書は、それらの原子力開発が、誰によって手動され、だれに利益をもたらしてきたか、そして、国連とか、安全利用とか、核拡散防止とかの隠れ蓑の下で、どのように利益を守る構造になっているかを暴き出す。
さらに、その利益共同体が、わが国でどのような形をとり、誰がそこで何を言い、何を行ってきたかを明らかにしている。
すでに多くの原発に関する執筆している著者が、原発を停め、廃止することの必要性を訴えるために本書をまとめた。
本書にかかれていることが事実かどうか疑念を持つのであれば、過去の著作の裏付けを行い、歴史を調べればよいこと。しかし、そんなことをしなくても、本書にかかれている地獄のふたの開く日は近いと思われる。 -
この本は読むべき1冊です。原発。表に出ていない深い問題が山積み。。。チェルノブイリ事故が現在どうなっているか?? これは本当に深刻です。
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恐ろしい本だ。にわかに信じがたいが福島の原発事故は放射能の影響が恐ろしい。原爆から731部隊まで、原子力行政の背景を解説している。
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この著者の本は「赤い楯」以来だ。
当時は何もわからず、世の中の裏に通じた物知りな人だなと思ったが、以来何十年も同じネタで食いつないでいるようだ。
ロスチャイルド、モルガン両家に連なる人脈に率いられた国際機関や巨大企業による陰謀がどれほどあるのか確認しようがないし、それらの機関や研究者から公表されているデータをすべて否定して、自分の主張に都合の良いデータ(?)のみに依拠して結論付けるのは牽強付会というのではなかったか。
外部被曝と内部被曝の違いにより関東、東北の住民が曝露する放射線量が公式に示されているものとは桁違いに多いというのであれば、著者は首都圏に流通する生鮮食料品の放射能汚染状況を具体的数値例で示す必要があるだろう。
国際政治や国際機関のいかがわしさに触れるには良いかもしれない。
数十年後に著者の主張が正しかったとわかるのかもしれないが、例えそれが証明されなかったとしても、著者はそれ自体が陰謀だと説明することだろう。 -
■書名
書名:東京が壊滅する日
著者:広瀬 隆
■概要
欧州で最も放射能被害に詳しい科学者グループECRRは2011年3/30、
衝撃の警告をした。
「福島第一原発から200キロ圏内では今後50年間で約40万人が放射能
によって癌になる。200キロ超の地方もグレーゾーンであるから細心
の注意が必要だ」
原稿を読んだ方から「著者の集大成」という声が出た本。注目は、
科学データと壮大な史実に基づく計48点の系図・図表と写真のリスト。
18世紀後半のウラン誕生~第二次世界大戦~双子の悪魔「原爆&原
発開発」の闇~フクシマ原発事故~事実をひた隠しにし、安全神話
を主張する輩を固有名詞で追及する。
今、福島県内の子どもの甲状腺ガン発生率は平常時の70倍超。2011
年3~6月の放射性セシウムの月間降下物総量は「新宿が盛岡の6倍」、
同期間、甲状腺癌を起こす放射性ヨウ素の月間降下物総量は「新宿
が盛岡の100倍超」(文科省2011年11/25公表値)。この秘密が第三
章にある。最大の汚染となった阿武隈川の河口は宮城県にあり、大
量の汚染物が流れこんできた河川の終点の1つが、東京オリンピック
で「水泳と水上競技を行うトライアスロン」を予定する東京湾。世
界人口の2割を占める中国も、東京を含む10都県の全食品を輸入停止
にしている&数々の身体異常と白血病を含む癌の大量発生が日本人
の体内で進んでいる今、東京オリンピックは本当に開けるのか?
俳優ジョン・ウェインの死を招いた米ネバダ核実験(1951~58で97回)
やチェルノブイリでも事故後5年から癌患者が急増。それが30年以上
続く。ネバダ核実験場から220キロ離れたセント・ジョージで起き
た大規模癌発生事件。220キロは福島第一原発~東京駅、福島第一
原発~釜石の距離。放射性ガスは目に見えず、内部被曝が深刻。
3.11で地上に降った放射能総量はネバダ核実験場で大気中に放出さ
れたそれより「2割」多い。「残された時間がない」と著者の地層か
らわきでる危機感が沸点に達した一作。同時に、日本の原発から出
るプルトニウムで核兵器がつくられている現実をイラン、イラク、
トルコ、イスラエル、パキスタン、印中台韓、北朝鮮の最新事情で
描く。「謎解き」「地下人脈」「身の毛もよだつ史実」がおしみな
いタッチで迫ってくる戦後70年の大作!
(From amazon)
■気になった点
なし -
読了。
ある意味、事実上原子力による受益者を代表するIAEAが恣意的に閾値を設ける健康基準は無意味であるし、そもそも原子力カルテルが冷戦構造を御膳立てしたとの説には相応の説得力がある。グラバーが幕府軍と維新軍双方に武器を販売して私腹を肥やしたように、軍産複合体が国家の枠を超えて漁夫の利を得ようとしている。本当の受益者はアメリカですら無い。しかしこの人が書くと、どうしても全てはロスチャイルドとロックフェラーの陰謀に収斂してしまうのが惜しいところ…。