流通業のための数字に強くなる本

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 87
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478090183

感想・レビュー・書評

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  • チェーンストアの経営コンサルタント渥美氏の絶筆。数字をあげての説得力は計り知れない。日本におけるスーパー系の経営実態を大づかみできる。チェーンストアにお勤めの方は、この本を読んでいないことには、プロと言えないのではないかと思ったら。題材はチェーンストアについてなのだが、内容は他の業種でも参考になることが多い。労働分配率への着目など、参考になると思った。

  • 某イケイケ外食ベンチャー経営者から聞いたチェーンストアのための教科書的存在という渥美俊一氏の本。たまたまこれは管理会計の本だったのだが、財務諸表を見ていても分からない実態を見極めるためのKPIがいくつも紹介されており、且つ数多ある企業のデータに基づいてかその判断基準まで示している。確かに教科書的であり手法自体は取り入れやすそう。一方業態、取扱商品を超えた一律の判断基準を設ける点には違和感が残った。そのため読了後次の本に手を出す前に調べてみるとかの元HDJ社長奥井氏による建設的批判(http://bit.ly/1qvUthN)を見つけて腹落ち。がしかし手法そのものはかなり学べる(真似する価値がある)。

  • 流通業に関わるものなら最低限理解しておきたい「数字の見方」をポイントを絞ってまとめたもの。単純な売上高の数字で一喜一憂するのではなく、投資効果、経費分配、回転差資金の観点で数字を捉えることが必用。また、数字は必ず比較軸を持って良し悪しを判断するべし、てな話。

    この本が素晴らしいのは、単純に見るべき「指標」「計算式」「その指標の意味」の提示に留まらず、実存の200社にものぼる流通企業を丹念に分析し、各指標の数値が一覧で掲載されている点。各企業のイメージと分析数字を重ねることで数字が持つ意味の腑落ち感が格段に高まる。また流通コンサル50年の実績を持つ著者の経験則から各指標の目指す値・許容範囲が示されていることも貴重。

  • こんな数字も把握していないのか!と著者渥美俊一さんの怒号が天国から聞こえてきます。

  • 小売業に特化した本として貴重な書籍でした。ただ、経営的な指標に主眼をおいた内容で、自分が知りたかった在庫評価法の話は無かったです。(タイトルを読めば予想はついたので自分が悪いのですが)
    ただ、多業種・具体的企業の計数を例示しながら書かれており、非常に参考になります。

  • 「小売業界にはこういうKPIがある」というのがなんとなくわかりました。各数値がどういう意味を持ち、どうなれば上下するのか、わかりやすいです。この著者は他の本でも科学的管理法の重要性を説いていますが、本人自身がそれを体現していますね。

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